新 思考ラボ
2025年 1月25日 クレージーポリティックス
昨日日銀による短期金利の利上げが決定された。理由は円安に歯止めをかけ物価高騰を止めると言う事なのか、とはいえ2020年から3回の利上げが行われた効果はドル円のレートの推移から見つけることは難しい。しかも短期金利は2008年時の水準に近づいているが当時の為替レートは110円台となっている。つまり利上げの理由がよく分からないのだ。一方これによる日本経済に及ぼす景気へのマイナス効果はいずれ何らかの数字に表れるだろうが、残念な影響しか思い浮かばない。というのもこれからアメリカ経済は保護主義的傾向が強まると思われるので、日本の金利がどうあれ結局ドル高に向かうはずだ。その分内需を活性化しなければ日本の製造業はこの先どうなるのだろうか、つまり利上げどころかますますの金融緩和が望まれるのである。
不思議なのはこれほど立派な学歴や経歴をお持ちの方が、何故合理的理解から外れた行動をとるのかということなのである。そこで見つけた答えが、政府はむしろ国民の窮乏を望んでいるのではないかという邪推だ。つまりこれにより、あえて政治の不満を助長させることによって共産主義や、コミンテルンへの政変を起こさせようとしているのではないだろうか。このようなことを言えば、かなり飛躍した考えのように思われるかもしれないが、何故政府がこれほど国民生活を困窮させ、その安全やプライドさえ剝ぎ取ろうとしているのかを考えれば、どう考えてもまともな経済の循環を望む姿勢は見えてこないのである。むしろその先に見えるのは、楽しい生活どころか行き場のない絶望ではないだろうか。
このことは以前から日本のユーチューバが自らの足で世界中の都市を取材し、薬物汚染や暴力犯罪の横行を伝えていたことでも納得させられる。というのもこのような傾向は西側の主要都市では、ほぼ同じような状態であることが伝えられている。そしてこの度大統領選挙があったアメリカのロサンゼルスでは、政府機関による消火活動が間に合わず街自体が完全に焦土と化してしまった。しかもこの火災は偶発的な自然災害とは言えず、以前からトランプ大統領によりその危険性が伝えられていたという、要するにこれは政治の無策による人災なのである。
結局バイデン政権を中心とした主要国の政治とは押し並べてこのような危機に瀕しているのだ。私はこのような危機に対して一縷の望みとなってくれているのがトランプ政権の誕生ではないかと思っている。そして現在のトランプ政権はこの動きに共感できる同志を世界各国に募っているように感じる。というのも先日の大統領就任式では各国からこのような取り組みに共感できる首脳が招かれていた。
実際にこのような動きとは逆むきの政策をとる日本の首相は就任式に招かれることは出来なかった。とはいえこのままの政治が日本で続けば、現在悲惨な状況にあるEU各国と同じ不満を日本国民も感じるようになる。そうなった場合もはや民意をもって政治を変えると言う事はさらに困難な状況になり、結局その不満は暴力的な革命に向かいかねないところまで追い詰められてしまわないだろうか。
しかしながらそのような暴力革命が一時的に成功したにせよ、それは民主主義の成果とはいえない。そこで待ち受けるのは密告による恐怖政治でしかない。私がそう思うのは、現在のウクライナ戦争では任期切れの大統領が選挙を認めず政権に居座り停戦を渋る状態を見れば良くわかる。このような状態にあるにもかかわらず平和を叫ぶ日本の政党はウクライナだけを支援しているのだ、とても民主主義を大切に思っている集団には見えない。
とはいえ日本の場合ほとんどの政党がこのような視点でこの戦争を見ているので、ある意味救いようがない、このために日本国民の命よりもウクライナ支援が優先されることに政治家は何ら疑問が持てないのだ。つまり今の政治は日本を破滅に追いやろうとしているのではないかと自然と疑いの視線を向けてしまうのだ。残念なのはアメリカ政権と組んで、日本を正常な状態に戻せる人材が現在政治の中枢にいないことだ。それを可能にできる人材は今現在自民党の高市議員より他ないだろうというのが私の正直な思いだ。というのもこれまで一貫したビジョンと実行力を兼ね備え日本ファーストを託せる人材は高市議員よりないだろう。
とはいえ氏の実力を認めるアメリカから対談の申し出があり、そのことを氏は党と政治の秩序に配慮し固辞しているという。というのもトランプ政権誕生は、不屈の精神と奇跡としか言いようがない幸運によって、もたらされたものだと思うからだ。私にはこれが人類にとって残された最後の希望のように思えてならないのだ。
因みにこのような動画配信を観て思ったのは、八重の桜に登場した松平容保公が何故、帝の勅書を最後まで公開しなかったのか、歴史にもしは無いとと言われるが、もしあの時、官軍の前でこの勅書が公開されていれば会津の悲劇や函館戦争は違った道を辿っていたのではないだろうか。
これは日本の歴史だが今世界の歴史が大きな岐路に立っている。というのもこれからアメリカはユーラシア各国に対し距離を置き独自の世界で繁栄を目指すのか、或いは世界の盟友と共に新しい世界秩序を作り上げるのかいずれかの世界が誕生するはずだ。私の思いは日本がアメリカの盟友として主権を回復し、太平洋の安全を守ることに貢献することだ。このままのクレージーポリティクス世界では国民の安全は脅かされ、主権とプライドの全てを失うことに繋がる。