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続 盾つく虫も好き好き

2026年5月25日ようこそ

2026年 5月25日 報復

やられたらやり返すが、国際社会の暗黙のルールだ。外交の世界では相互主義とも言われている。それほど厳しい世界なので国のトップは恐ろしいほどの責任を負わされる。

昨日のFNNオンラインプライムニュースによると、ロシア国防省は、ウクライナへの大規模攻撃に新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を使用したという。また ウクライナ側からもこの攻撃を認める発表があったので攻撃があったことは間違いないらしい。残念なことにこの攻撃でも民間人の犠牲が出ていたという、また被害に遭ったのも軍事施設ばかりでなく教育施設や博物館にまで及んでいたようだ。

ところでこの攻撃の2日前の22日、ロシアが占領するウクライナ東部ルハンスク州のスタロビルスクでもここに有る専門学校の学生寮が、ウクライナ軍によるドローン攻撃を受け学生含む21人が死亡したと伝えられていた。これに対しプーチン大統領は、即刻報復攻撃を宣言していたところだった。さてこのような報復合戦が4年以上に渡り続いているので、これを仕掛けたウクライナ側もドローン攻撃がどのような結果になるのか充分予測できていたはずだ。しかも今回攻撃目標とされたのは教育施設の学生寮で、こんなところを攻撃すればロシア国民の怒りは収まらないだろう。私の目には、それを狙った挑発のように映っている。

このような目の前の現実を見ても長距離ミサイルの攻撃というのは戦術的勝利よりは相手国を疲弊させる戦略的攻撃であり、その犠牲者は、何時の時代も無抵抗な一般市民と相場が決まっている。

さらに言えば、これほどロシアが冷酷な報復攻撃を行うのは核攻撃の実効力を誇示する狙いがあるだろう。要するに核兵器は持っているだけで誰もが怖気づくものではなく、その破壊力ゆえに核保有国はこれを躊躇なく使用できることを誇示する必要がある。しかも途方もない税金をつぎ込み維持しなければならない核兵器は現代の金食い虫といえる。ということはこれを備えたまま、戦争に負けましたというわけにはいかないのである。例えば嘗て日本が敗戦濃厚となっている時期にも拘らず戦艦大和の特攻を促した事情と重なる。つまりこれほど非情なことを、これからの日本人にもさせるのかといえば、日本人はそれほど冷酷にはなれないというのが私の思いだ。

また、射程距離の長い兵器を装備すると言う事は、自分達の攻撃範囲が広くなるばかりでなく、逆に考えれば射程距離に納まる地域全体からの報復を覚悟しなければならないことにならないだろうか。そんなジレンマを抱え込むより、現在大問題となっている長大なシーレーンの安全をどのように確保すべきか、或いは原子力発電所を含むエネルギー関連施設の防空体制はどうか、また世界各国で頻発する都市型テロ対策の充実など大急ぎで整備しなければならないことが山済みである。

ようこそ

Posted by makotoazuma