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独立自尊 奥の細道

2024年2月2日gallery,ようこそ,絵本墨絵 俳句

奥の細道初めの句 草の戸や住みかは替る代ぞ雛の家

自分でも驚くほど突拍子もないことを始めてしまいました。そもそも私にとって俳句は全くご縁のない世界なのですが、日本文化のすばらしさに改めて触れてみたいという思いから、ただただ勢いで始めてしまいました。初めは俳句の世界を私なりに解釈してビジュアル化できればとビジュアル重視で気楽に思ってたんですが、いきなり発句から自分の解釈を入れなければ表現できないことに気づきました。普通はそこで諦めるものだと思いますが、なにせ自分に湧き起こる衝動こそ真実の世界だと盲信している人間です。世間さまには申し訳ありませんが人の目は気にしません。ただ自分の満足のために始めたことなので、正しさや間違いもありません。求めているのは独立自尊の世界です。参考

それでは、奥の細道始まりの句 「草の戸や住みかは替る代ぞ雛の家」いろいろ解説を探しましたがどうも腑に落ちません、草の戸とは芭蕉の庵の戸板のことでしょうかまた雛の家とは庵を譲り受けた家族がひな祭りを楽しむ様子なのでしょうか。どうもしっくりきません。そこで私の勝手な妄想を始めました。芭蕉の庵は深川のほとりにあったようなので、その日芭蕉が春を感じながら家の周りを散歩していたところ、草むらの中に打ち捨てられた鳥の巣をみつけました、この句の草の戸とは傍から見えないように草が鳥の巣を覆っている様子を表現しているのではないでしょうか。

そして、この巣で過ごした雛は今頃、大空をゆうゆうと羽ばたいているのであろう、そんな鳥の自由な姿にこれから自分の向かう旅を重ね合わせ期待に心を躍らせているように感じます。