北海道立函館美術館にて
1998年 2月7日から3月22日 私の住む道南の具象作家が展示されましたが、私以外は巨匠のような方々ばかりです。美術館といえば絵描きにとって夢の世界でなんともうれしい出来事でした。
私が具象表現にこだわるのは、多様なイリ ...
1997年 レダの島
この作品も何故このようなタイトルなのか今となっては分かりません。ただ特徴的なのは作品の中にカタカナの「アとン」の文字が埋め込んであって、おそらくこの頃、始まりと終わりが同時に存在する世界に関心があったのだと思いますが、その意味するとこ ...
2021年 tower
聖書では神の世界に近づこうとした人間の思い上がりを塔に象徴させているようです。美術史では、ブリューゲルのバベルの塔が有名ですが、おそらくブリューゲルにとっても魅力的なテーマだったのだと思います。同じテーマで連作を発表さ ...
2021年 旅立
朝靄の中で、まだ行く先が見えていないのになぜかウキウキした気持ちになります。朝露の湿った空気に草の臭いこの先、きっと光に満たされた世界が訪れます。
2021年 言霊
言葉の持つ力、単なる迷信といって通り過ぎることもできますが、最近特に注目されている世界のようにも感じます。私がまだ幼かったころ、ちまたでは科学万能の時代と言われていました。何かすると人間が月に行く時代にあっては科学 ...
2021年 嵐にあっても
すべての可能性があなたの辿る道にすでに用意されている。成功も失敗も道にはありません。あなたの体験になることがすべてです。体験についての評価はあなたが後からつけることだからです。道はただあなたが辿ってくるのをひたすらまっている。そんな道 ...
2021年 星に願いを
飯を食らうように絵を描く、絵の評価は自分しかできない環境です。いいも悪いも自分次第、誰も何も言いません。なので今の私にとっては、絵の良し悪しよりも自分が、この環境に耐えられるかどうかの問題なのですが、すでに30年近くが経過しています。 ...
2021年 一つの魂
即興的な絵が続きますが、この絵も無目的に絵具を重ねていて人物のイメージのような気がして筆をとめました。魂の世界って、実際に体験しなければ言葉にしようと思っても越えられない壁があるようです。ところがこの魂の世界を存在しないものとして、暮 ...
2021年 無意識から起こる「デカダンの輝き」
「こんなんでました」
といってもジェネレーションギャップが閲覧者さまとの意思疎通を困難にしているのではと心配しながらも投稿を続けています。
私が世界地図というものを一生懸命見ていたころは、ソビエト連邦という ...
1998年 釣った魚の餌になれ
またまた変な絵のタイトルですが、何かしらの覚悟を表現しています。それでは種あかしです。まず、この投稿は時間をどんどん遡って掲載しています。つまり、新しい掲載程古くなりますので、いづれ出発点に到達し ...
2021年 夢のつづき
あなたが、今目の当りにしている現実、もし誰かの夢だとしたら覚めてほしいですか、覚めないでほしいですか覚めないでほしい方、大丈夫です。まず覚めることはありません。では、今すぐ覚めたい方、それがちょっと厄介です。実はすでに、2500年以上 ...
1999年 エチュード
皆さんこの絵の印象っていかがでしょうか、このブログを継続的にご覧いただいている方にとっては、いきなり絵面が変わった印象でしょうか、私にとってもオーパーツのような存在です。
公募展の中でも物議を呼んでいたそうです。内容は聞 ...
2018年 オリオン 18
不思議なことに、前回の作品に引き続きあるモチーフを潜ませてあることに気づきました。なんか他人事のようですが、私にとって無意識から来ることは、他人事のようにしか思えません。
現在制作中になっている「私の名は欲の皮に付いて ...
2017年 オリオン17
さてこの絵面、空洞の人形の中に、闇の空間が描かれています。つまり、人体の中に別の宇宙が広がっているそんなイメージなんですが、制作時には、これが何を表しているのか、それほど強く意識していませんでした。後から考えると、(只今工事中の作品 ...
2016年 オリオン 誕生
実は、この作品、サイズがF30と少し小ぶりです。展示会場の制限のため、このサイズとなりました。良くも悪くも私の転機となった作品です。
制作時は、結局自分のやってきたことは、何だったんだろうって、考え込むような時期でした ...