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今日は好日Vol.2

2024年1月5日gallery,ようこそ,自作俳句絵画 無意識

2022年 12月24日 リーダーシップ

2012年の12月日本の株価は急に上がりだした。与野党逆転という言葉の前に、巷ではアベノミクスという言葉が聞かれ出した。とにかくこれを境に株価が上向いてきたのは間違いない。あの頃の新聞には新幹線や航空機、自衛隊の潜水艦まで海外輸出の対象品目となり、その商品を首相自らが海外に向かって日々アピールしていた。

あの頃は盛んに「トップセールス」という言葉を耳にしていたものだった。我々庶民もリーマンショック以降しぼんでいた日本経済の立て直しが、ここから始まるものと思って期待していた。ところが結果的にこの売込みは成功しなかった。未来の稼ぎ頭となるはずの航空機、軍需産業、新幹線などとてつもない資金提供や技術の開示にさらされても結果的に実を結ぶものは何もなかったのである。 このことは政府が鳴り物入りで海外の需要を促しても、そう簡単には達成できないという教訓になった。そうであるならば、これまでのような外需中心の経済発展を目指しても日本はこの先さらなる失敗を繰り返すばかりではないだろうか。

私は経済発展のモデルを海外依存から、日本国内の需要によって新たな価値を生み出していく発展モデルに切り替えてはどうかと思っている。幸い現状であれば、日本はいまだ海外資産を世界一保有する国であり、通貨防衛に対してもいくらかの余裕を持っている。加えてこれ以上海外投資に資金供給を頼ることは、結局日本独自の経済成長戦略が立てづらいことになりはしないだろうか。 そこで現在における技術革新の優先順位を考えると、エネルギー問題の解決がその筆頭に来る。日本では先日核融合炉の実験が成功した、という嬉しいニュースがあったばかりだが、この技術の実用化には温度管理や放射線管理の問題があり、安全性を確立するためには、これからも相当な時間が必要になると思われる。おそらくこの技術はリニアモーターカーに次ぐ夢の技術になるはずだ。 そこで私が、今最も期待しているエネルギー技術が水素エネルギーである。なぜなら他の技術に比べて安全性や開発にかかるコストが最も少ないからだ。私はこの技術こそいずれ世界から求められる技術になると思っている。つまりこの技術を制する国が、これから世界に最も貢献できる国となるはずだ。 ちなみにこの技術に関しては、現在トヨタが世界に先駆けて研究を進めている、車両として水素エンジンの実用化には、ほぼ目途がついているそうだ、今この技術の実用化の問題は水素を供給するためのインフラ整備にあるそうだ。

私はこのインフラ整備と同時に水素エンジンによる小型の発電施設の普及を政府の投資戦略にしてはどうかと思っている。 具体的には水素燃料を車両に提供する燃料供給スタンドは、同時に水素燃料を基に発電を行い家庭に電力を供給していくことになる。これを地方から都心に向かって速やかに展開していくことにより、地方は安全な電力供給を確保し供給スタンドを経営する会社も燃料供給のほかに家庭用電力の供給による安定した収入を得ることが出来る。現在でも地方への電力供給は電力会社にとって大きな負担となっているはずなので、この取り組みはいずれの立場でも満足が得られることになる。 この様に水素エネルギーによる発電が普及することによって原油に頼る火力発電を減らしてゆくことが可能になる。このため海外エネルギーに頼る政策を見直すことは、併せて海外通貨への依存を抑制することにもなるのだ。これまでの戦争に見るように発電所は有事に際し相手国の攻撃目標になってきた。このことからも、小型発電による発電施設の分散化は有事や災害における電力の安定供給にもつながることになるなのだ。つまり水素エネルギーへの転換は、通貨の防衛と生活基盤の安全両方で効果が期待できることになる。 すでに政府はこの点に着目し、水素エネルギーに対する基盤整備を進めているようだが、今のところ政府から国民に対して十分なアナウンスが届いているとは言えない。私はこの技術革新こそ日本や世界のエネルギー問題解決に役立つ技術だと思っている。つまりこの技術の速やかな実用化は、日本ばかりではなく世界が待ち望んでいることでもあるのだ。世界はこのような日本のリーダーシップをきっと歓迎するはずだ。