G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

今昔問答

2025年8月24日ようこそブログ

2025年 8月24日 話し合い

戦争の悲惨さを目の当たりにするにつけ、これほど割に合わない破壊を何故人類は、止めることが出来なかったのかと、歴史上のあらゆるIFを辿りたくなる。とはいえそれがまたとてつもなく困難なことであることも目の前の戦争を見ていれば頷かされる。

では、話し合いから武力が使われるタイミングを見てみると、必ず相手が話し合いを放棄するタイミングが存在していることも事実なのだ。つまりここに目を向けなければ、いくら話し合いが大事だと言いながらも、結局最後は武力頼みと言う事に成る。

さて和平の交渉が進む現在のロシア、ウクライナ戦争において西側の一員である日本はロシアに対して経済制裁、一方のウクライナに対しては軍事支援を含めた資金援助を続けてきた。この結果日本はロシアからすれば、ハッキリ敵国として認識されるようになっている。要するに戦争を放棄して脅威などないはずの日本が、不思議なことにロシア側からすれば武力行使も止むを得えない敵国になっている。と言う事は日本国憲法にある一方的な戦争放棄が日本の平和に役だっているのかといえば、それは日本の自己満足にすぎないということなのだ。

私はこのような危機的状況から日本の安全を守るためには、速やかに国交正常化の意向をロシアに伝えること、またその一方で万が一の準備を怠らないことが必要だ。この準備については勿論法整備が最優先であり、しかもウクライナの戦訓から言って戦術的優位性を常に保つことが戦争を拡大させないためには必要になると考えている。

このようなことを言えば私は、ロシアに阿るスパイのように思われるかもしれないが、悲惨な歴史を繰り返さない為に、日本は多元的外交術を身につけるべきと思っているのだ。それというのも国同士のお付き合いを考えれば、民主主義国家を名乗る以上、国益を抜きに外交を考えることはできない。このことはロシアについても同様であり、外交は国益により常に変化するものと考えなければ、国際社会は奇々怪々魑魅魍魎の世界なのである。要するに日本がロシアに対し、この先彼らの国益にかなう対応をとれば国交の正常化は困難ではないだろう。

このことが日本にとっての最優先の課題であることは、日々伝えられる南シナ海における不穏な動きによる。要するに万が一にでもこの地域の海上輸送に問題が起これば、日本経済は致命的な打撃を受けることになる。またアラスカ周りの輸送航路を考えてもベーリング海を支配するロシアとの友好関係を模索することは日本経済を維持していくためには無視できない。このような日本における地政学的な立場を熟考すれば、日本は軍事的に中立な立場を維持し、日本の周辺国に対して過度な緊張を強いる長距離射程の兵器は敢えて保有するべきではないと考えている。

 

 

ようこそブログ

Posted by makotoazuma