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思考ラボ

2024年9月15日gallery,ようこそ

2023年 8月17日 肌の色は何故違う?

もちろん人間の肌のことだが、とはいえ人間の種類はいまのところ1種類しか存在していないそうだ。これが植物の場合は23万種とも250万種ともいわれる植物が地球上で発見されていて、そのため植物の生態を知りたい場合は牧野万太郎の目指す植物図鑑が必要になる。

ところが人間は地球上の隅々にまで暮らしていても、その種はホモサピエンス1種類のみという、他の生き物に比べればむしろ稀な生物なのだ。

確かに人間の内側を除いて人種を特定することは困難かもしれないが、その外側はずいぶんと違っている。というのも遠くからでも人間は肌の色や髪の毛、目の色、骨格の特徴などかなり類型的な特徴を持っているからだ。ところで、この外見の違いにもっとも影響を与えているのは何かと考えれば、それは人種がもつ歴史だろう。つまり同じ特徴を持つ集団は、同じ地域で生活していたという歴史があるのだ。

何が言いたいかといえば人間は自分の嗜好に関わらず、自分の遺伝子によって受け継いだ歴史を自分の外見に表現していると言える。つまり自分の外見とは自分の遺伝子に刻まれている故郷の歴史そのものなのだ。ということは近代思想における個人の自由な意思も、遺伝子が運ぶ膨大な歴史の今だけを切り取った表現でしかないということだ。

確かに私は物の真実は今ここにあると言ってきた。とはいえそのことは物の本質は無意識にあるということを説明しての表現だ。つまり無意識としての思考は存在しないため、無意識は結果だけの世界といえる。このため物語における感情や時空間の世界を思考するためには、因果律を基にした思考が必要になり、現在 過去 未来という時空の概念を無視して思考は存在できない。

話がそれてしまったが、この話全体が過去の事実が現在の結果を生み出しているという事実で成り立っている、これを受け入れないという認識にはそもそも無理があるということなのだ。つまり私のような黄色い肌を持つものは、自分の遺伝子の故郷であるアジアの日本で暮らすことが最も理にかなった生き方だと思っている。それを無視した生き方が人種間の貧富の差や、強制労働、人身売買など耐えがたい不道徳を世界に蔓延させているのではないだろうか。確かに生産力や外貨獲得に様々な制限があった時代は、帝国主義的な発想を持たなければ日本の人口を維持することは出来なかったかもしれない。ところが現在の日本は80年前の人口の倍近くの人口を明治以降最小の国土で賄っているのである。

このように現在の日本は環境汚染や災害などを自国で乗り越える力を持っている。そうであるなら、あらゆる拡大主義をやめて自国で自国民の幸せを追求することが、平和な世界秩序を生み出すことになるのではないか。例えばアジア人ならアジア人らしい美意識をもってその表現を追求していくことが、自分に繋がる遺伝子を未来に向かって表現することであり、その土壌となる国土の繁栄になると信じているのだ。このようなことを書くと民族主義者などのレッテルを張られるかもしれないが、確かにこの点で私は民族主義者なのである。

ただし重要なところは民族は生まれた土地に従属してこその民族主義ということだ。つまり領土拡大などの生存圏を外に求めなくとも、日本は現在保有する日本の科学技術力で十分日本の人口を支えることは可能であると考えるからだ。しかもただでさえ最近の若者はますますエネルギーを使わない生活に順応しているようだ、彼らがさらに精神的に目覚めていけば、領土の分捕り合戦のようなカルマから逃れることはできるだろう。

そのような彼らの輝かしい未来を閉ざさないためにも、年寄りは核兵器のゴミなどこの世に残さないようにしていかなければならない。

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Posted by makotoazuma