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思考ラボ

2024年11月17日gallery,ようこそ

2024年 7月4日 一寸の虫にも同じ魂

先ほど切断手術をするフロリダ大蟻の動画を見た。一見、蟻が別の蟻に噛みついている動画にしか見えないがこれは研究者がCurrent Biologyに発表した蟻の切断手術なのだそうだ。

切断手術といえば傷口から感染症にかからないように、回復の見込めない部分は切断してしまうという手術で、戦争映画ではつきものの手術になる。ところがこの映像の主はフロリダ大蟻で動画にはこの蟻以外登場しない。さらにこの動画の解説によると蟻は仲間の蟻に噛みつき患部となる足を取り除く、彼らの研究によると患部の位置によって、この施術の有り無しが変わるそうだ。しかも切断後は傷口を丁寧に舐めて消毒を行っている。これにより蟻の生存率は3倍ほど違うのだそうだ。

私は前にも昆虫のもつ社会性に驚き、脳みその比重によって知性を判断する認識に疑問を持っていた。というのも社会性というのは人類が誇る文明とも繋がる高度な知的行為と思うからだ。これを脳みその量で比べれば蟻がこれほど高度な社会性を持つことは説明できないことになる。このようなことからも知性とは肉体とは別に存在しているものなのではないかと思いたくもなるのだ。

しかもこのようなことは蟻だけの生態で終わるのではなく、場合によっては全くの異種と認識される生命、植物などとも関わりが見られることがある。この投稿にも何度か登場するハンマーオオキッドと蜂の関係がそれである。ここまでくると生き物が単独の種だけで存在するという考えは全く成り立たなくなるのである。要するに生命は単独の個体だけでは存在しえない、そしてその発生自体が個体を離れた視点を用いなければ説明がつかないのだ。

私はこの記事からも宇宙の叡智は個体の外にあって、その視点から見るといかなる命の魂も同じ叡智によって生み出された同じ魂なのではないだろうか。

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Posted by makotoazuma