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思考ラボ

2024年9月15日gallery,ようこそ

 

今日の帰り道

 

 

綺麗な夕日に出会いました。青紫の雲に透明なマゼンタの夕日です。とても幻想的でしたね。マゼンタの夕日がだんだん濃くなってゆく様子も良かったんですが、その対岸にある緑がかったグレーの雲も日焼けした写真のようでノスタルジーを感じさせます。そして港にかかるクレーンの先端に灯る表示灯が、暮れ馴染む街の明かりをもうすぐ夜だと言わんばかりに誘っているようです。あたりにはちょうど夕食の支度でしょうか魚の焼けた匂いがしてきました。空はいよいよ深い赤紫色に染められて、そこに山のようにとがった青白い雲が浮かんでいます。私はその先端に乗ったらどんな景色が見えるんだろうって、つい妄想してしまいました。あたりは燃えるようなマゼンタ色で水平線まで赤々としています。そしてプルシアンブルーの港に灯る街明かりが青黒い港を照らしている。雲の上から見る景色はさぞ綺麗なことだろーなって。でちょっと調子に乗って私の好きな、わし座星雲の柱の上から見る景色って、どんなだろうって想像もしてみました。ここで気が付いたんですが想像の世界ってすごいなってことです。雲の上もあり得ないんですが、星雲の景色なんて肉眼で認識できるまで近づくとすると光のスピードで移動できたとしても肉体を維持したまま到達できる距離ではないですね。だとすると私の想像力は一瞬でそのことをやってのけました。これって充分奇跡ですよね。いつか妄想の世界が人生の目的になる日が来るんでしょうか。無いとは言えないのが怖いですね。

 

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Posted by makotoazuma