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思考ラボ

2024年9月15日gallery,ようこそ

高齢化が変える社会

今いろんな社会不安のある中で、高齢化の影響は大きい、特に文化的な面で感じるのはお葬式や年賀状これまでは当然と思われた社会儀礼が成立しなくなっている。

どれほど固い友情や義理があっても当人同士が認知症を患い義理を欠くことになってしまうと、後味の悪い思いを引きずることになる。これまでの土地に根付いた関係性では次の世代がその関係性を請け負って維持することも可能であったが、家族と言っても分かれて生活するようになっては個人の関係性まで次世代が引き継ぐことは不可能になってしまった。最近は田舎でもなん百人も集まる葬儀は珍しいくらいだ。こんなこともあって今まで当然の儀礼もどんどん控えるようになってきた。

今では家族を持たない選択をする人もさらに増えてきているそうだ。このような状況に向き合えば、新しい社会の在り方を今から考えて暮らしと向き合うことが必要になる。

先ほどこんなことを考えていたら、ネットに郵便貯金の時効の記事があった。これは郵便貯金がが郵政省の時代に決められていた法律による。相当な金額のお金が所有者の確認が出来ずに国庫金に払い出されているそうだ。こんなボーナスがあっても国は増税を進めたいそうだ。

ところで、こんな不条理が起こるのもやはり高齢化で自分の資産さえまともに管理できない人が増えているからではないだろうか。この状況はこれからどんどん深刻さを増してくる、とは言えお付き合いを減らしていくことは個人で出来ても、自分の財産を生前に手放してしまうことは、さらに難しい、かといって手元の資産を使って楽しむ気力もないのだ、では何故資産を手放せないのかといえば、それは資産を手放すことが死に直結するからではないのか。

お金は循環することで新しい価値を創造できる便利なツールでもある。ところが動きを止められたお金は物価上昇で、その価値は目減りする性質がある。このように考えるとお金を有効に活用するためには、資産を手放す代わりに安心できる生活を手に入れた方が、自分にもお金にもよいのではないだろうか。

もうすでに周りを見回すと、人生の最後を自分の家で迎える人は少ない、最後は家は売却され施設で最期を迎える人がほとんどだ。私などは今から草むしりや雪かきが煩わしくて仕方がないのだが、このようなことを考えていると現行の年金制度も考え方を全く変えてはどうかと思うことがあるのだ。

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Posted by makotoazuma