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思考ラボ

2024年11月17日gallery,ようこそ

思考のまとめ② 心霊現象

これは私の大好きな世界だが、社会的には微妙な世界で昔は非科学的な世界であり、それを論じる人々も社会的に微妙な立場で見られていた。とはいえ心霊写真やUFO、テレパシーや輪廻転生など、今でも情報共有が進めば進むほど不可思議な世界の存在感は増しているように感じる。だったらこのような現象についての解釈も必要なのではないかという自然な思いが私の中に沸き起こってくるのだ。

私はこのような現象を素直に受け入れることによって無意識、有意識という考え方に行きついた。

思考のまとめ①で現象世界は認識と意識で成り立っていると述べた。認識には物質や現象を生物の知覚器官でとらえたものと別に概念の認識という3次元を2次元に置き換えることで可能になる2つの認識ある。この概念の認識については絵図や言葉、文字を通して認識するという人間だけが獲得した能力である。

つまり、理解という行為はこの概念をもとにして可能になる。

次に意識とは認識に意味付けを行うことである。つまり個体は皮という輪郭によって空間に孤立し、さらにその皮に名前を付けることによって個の運動は時空を超えたストーリーを無意識世界に刻むことが出来る。このような膨大な情報の集積はいずれ新たな変容によって新しい個性が形づくられるのである。このことが意味するところは、生物が同じ情報を同時に共有出来たり、過去の情報を自在に使える現象も不思議ではないことになる。そればかりかすべての生き物はこの情報を共有していて不思議な生物の生態もこのような世界を前提に考察すると解釈の方向が見えてくるのではないだろうか。

では本題の心霊現象とは何か、これは肉体が無くなった後も存在する意識のことではないだろうか。つまり意識は物質的な認識がなくなっても、この世界に意識のみで存在できるのではないだろうか、ただし、私はこのような状態は本来あるべき姿ではないと思っている。なぜなら無意識の意志ともいえる情報量の拡大は3次元的体験をもって果たされるために、意識だけの存在ではその体験が出来ないからだ。

 

ところが、この秩序に影響を及ぼす例外がある、それが念というものだ。念は一定の思いを強めることによって意識の世界に影響を与える力を持つ。このことは量子力学の実験でも人間の念や意識は現象に影響を与えることが確認されている。つまり念は意識に影響を与えて現象を生み出すことに繋がるのだ。いわゆる怨霊やポルターガイストなどの背筋のぞくぞくする世界は、無意識と意識で作られる世界の秩序にとっては例外的な現象である。

そこでこの世界をあえて善悪で表現するとすれば、宗教の目指す善とは意識から個という認識を拭い去ることではないだろうか。それはお金を手放すことであったり、思考を止めて存在に向き合うことであったり、座禅や瞑想によるアプローチも念の世界を手放すアプローチなのではないのだろうか。

ここへの出会いは人それぞれにある、そこで体験する霊的導きは最終的に我々の意識から念を手放し無意識である本来の姿に誘ってくれるはずだ。

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Posted by makotoazuma