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今日は好日

2022年12月3日gallery,今日のできごと日々のブログ

2022年 4月1日 お散歩

今日はまだ残雪が山に残る函館を散歩してきました。ぽかぽかした日差しの中を歩いていましたが、時折冷たい風が頬を撫でていきます。芭蕉が歌に詠んだ雪の香りとはこのようなことなのでしょうか、写真は前回載せた元町配水場の入り口にあたります。手前の立派な木はソメイヨシノですが、いまだつぼみもありません。今日は時間があるので、この先にある函館公園まで足を延ばす予定です。

さて、こちらは函館公園内の旧博物館横にあるヒマラヤスギです。もっと標高の高い所に生息する杉らしいのですが、見事に息づいているようです。実際にこの木の根元に立つと、その堂々とした姿に圧倒されます。またそこから発せられるエネルギーは自分のからだ全体が包み込まれるような不思議な感覚になります。

その道をたどると、行く先に見えて来る松の巨木は二本の松が立っているように見えますが、実は根元で繋がっています。奥の細道に出てくる二股の松は7代目だそうですが、こちらの松も立派なものでその姿の良さには驚かされます。写真では見づらいですが、根のあたりには土が高く盛られ、岩や石灯篭が配されていて、借景を演出しています。しかも隣は洋風建築なのですが全く違和感がありません。このような景色を見ると生まれた文化は違っても、完全に風景として調和することを教えられます。

つまり、異質な文化が対立を生むことは無く、もしも対立して見えるとすれば、対象が未成熟で心源という調和の世界に達していないからだと思います。このことから本物は真実に繋がっている、という思いがますます強くなってきました。

ところでこの写真は、珍しい写真ではないかと思い写真を載せました。まだ花が咲く前の函館公園です。ソメイヨシノの幹だけが映っていますが、いづれ満開の様子も投稿できると思います。お楽しみに!

さて、春はコイの季節でもあります。命と繋がり命を慈しむ、この世にこれほどの贅沢があるでしょうか。