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今日は好日

2022年12月3日gallery,今日のできごと日々のブログ

2022年 4月18日 現実に逃避する?

辛い現実から目を逸らすことを現実逃避と言ってきましたが、散歩をしながら花や鳥の声に心を奪われている自分は、ひょっとして現実に逃避しているのではという訳の分からない気持ちになってきます。

というのも仮想現実での経済活動がどんどん盛んになっているということが現実化しているそうです。今日も朝の経済番組でデジタル関連の市場が拡大していてそこでの基盤整備や法整備が急がれているそうです。

例えば私のような古い人間にとってアート作品と言えば物質が基本でした。インスタレーション、パフォーマンス、コンセプチュアルアートなどでも、結局写真のような記録にサインを入れることで収入を得ていましたが、NTFなどというものは、作品はもちろんサインまでデジタルで済ませるということで、1から10までデジタルの世界だけで完結します。

これから仮想現実を生業とするライフスタイルが主流になろうとしています。だとするとそのような仮想現実ので世界で躓く人が増えれば、現実に逃避したくなるというようなことも冗談ではないように思えてきました。

さてここまでは、いままでのデジタル世界の延長線上で考えられるのですが、デジタル関連でもう一つの波も起こっているようです。

それは、Web3と言って今までデジタル情報は共有財産としてのイメージが強かったのですが、これからは個人で著作権を保護していく時代になりそうなのです。自分で書いていてよく分かっていないのですが、個人がそのような管理を任されるとはちょっと想像がつきません。GAFAのような巨大企業から個人やグループが利益の恩恵にあずかる時代が来るのでしょうか。

今個人が出来るのはそのような情報の共有とコンテンツの充実でしょうか、それによってこれからの情報発信はより個人にチャンスが巡ってくる時代になるかもしれません。自由な発想とそれを具体的に発信できる機材を揃えること、若いアーティストにとってはこのような機材などの初期投資は負担になるかもしれません。

今必要なことはそのような設備の整った情報発信基地の提供ではないでしょうか、例えば若い音楽家が楽器まで用意することが出来たとしても電源や機材、デジタル関連のインフラ整備などは、これからさらに高機能化していく5G対応のコンテンツ開発までとなると アーティストだけでは解決できないハードルになりそうです。

更には、もしもこのままコロナ禍がつづくとすれば、集合でのコンサートはますます考えづらくなります。アーティストが山にこもったとしても、デジタルでのライブ配信のような活動はますます増えるのだと思います。これから質の良いインフラ環境を整えることが出来れば、多くの才能を花開かせることが出来ます。