今日は好日
2021年 11月14日 奇跡の表現
昨晩、織田信成さんのYouTubeを偶然見ました。テレビの企画のようなんですが、2014年のソチオリンピックでの浅田真央さんの演技を再現しようという企画です。
ご存じの通り織田信成さんはオリンピックでも日本を代表する選手なのですが引退された後も彼のくったくのないキャラクターから今もTVで大人気なようです。その彼が自分の尊敬する浅田真央さんの演技を再現するという、とても興味深い企画でした。
このような企画では如何に浅田選手の演技の難易度が高かったのか表現できればそれでOKになると思うのですが、その番組では織田信成さんの浅田さんに寄せる敬意も合わせて伝えていました。この番組で彼の浅田さんへのリスペクトによって4時間に及ぶ演技の練習と3回も取り直しをするという過酷なものになりました。
最終的にはすべてのジャンプをクリアーし、つつがなく収録を終えましたが、最後のステップは体力の限界まで表現に集中しなければ演技できないと感情を高ぶらせながら語っていました。
確かに片手で大きく弧を描きながらステップに入る所で私は目頭の厚くなる思いを感じていたのですが、その時はすっかり競技である事を忘れてしまいます。そのあと実際の演技も視聴しましたが、やはり奇跡のような世界がそこに表現されていました。
そして昨晩もその動画を見て自然と涙がにじんできました。この感動は彼女の努力に対してとか不屈の精神に共感してという理由ではありません。私は理想世界が目の前に現れたことへの奇跡に感動したんです。
奇跡とは真実の世界を垣間見ることが出来た喜びです。