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今日は好日

2022年12月3日gallery,今日のできごと日々のブログ

2022年 3月9日 芸能の神様 弁財天

最近このブログに毎日神社が登場しますが、私はそれほど神社が身近な環境に暮らしています。ここ厳島神社も子供の頃は、お祭り以外でも節分の豆まきや、正月明けに正月飾りを焼く「どんど焼き」など消火の手伝いでバケツで水を運んだ記憶があります。

ところでこの神社の主祭神は市杵島姫命(いつきしまひめのみこと)といい天照大御神と須佐之男命の契りによって生まれた宗像三女神の1柱です。この女神が本地垂迹による神仏習合の流れから弁財天と同一視されるようになりました。

この弁天様とはインドのヒンズー教にも関わりのある神様で、特に芸能を庇護する神ともいわれます。なので私は是非ともご利益にあずかりたいのですが「オン ソラソバテイエイ ソワカ」ただ今現世利益をひたすら念じております。

さてこの厳島神社には主祭神の市杵島姫命以外にも様々な神様が祭られています。写真では見づらいですが、本殿の左隣には弁天さまと恵比寿様の人形が飾られたお堂や、手前にお稲荷さんの祠とさらにその手前に道祖神のような石像が祭られています。

ところがこの石像を見ると現代彫刻にも見えますので現代の作家のものでしょうか、もっと不思議なのはその左隣にある石像です。一見お稲荷さんのようにも見えますが、よくみると猫やらアンパンマンでしょうか不思議なモチーフです。これはきっとこれまでの伝統の枠をぶち破る斬新な仕掛け?なのでしょうか。

こちらは社殿に奉納された太刀に見えますが、相当錆びているようです。この大絵馬には国光とありますが、なかごの銘は確認できません。ところで国光といえば、おそらく鎌倉時代の刀工新藤五 国光の太刀ではないかとおもいます、そうだとすると博物館にあってもおかしくないものです。奉納したのは士子毅という明治に生れた函館の名士です。会津白虎隊の生残りである父を持ち、当時から彼の生きざまは豪快でいながら博学でロシア語に長じ、茶道、尺八を好みご覧の通り武術では神道無念流の師範とあります。とにかく明治時代凾館一の有名人だったそうです。

さらに混乱して来るのがこの柱、巷では結構あちこちで見かける木の杭ですが、私はてっきりどこかの教団のものかと思っていました。

後から調べてみると宗教法人のものでは無いようです。自費で個人が起こした運動のようですが、そうはいってもキリスト教の考えに基づいた運動のようなのです。

ではこの写真をどこで写したかといえば厳島神社の境内で撮影したものです。鳥居は潜っていませんが、まちがいなく敷地内なので、これを設置するにあたっては宮司の許可がいるはずです。

このようなものを見るとうるさい人は、あれこれ言ってきそうですが、ここの宮司は動じなかったんでしょうね。「良いものは良い」ということなんでしょうか宮司の心意気を感じます。