２００８年 レジェンド
レジェンドって！
とてもメルヘンチックな絵面ですが、どうしてレジェンドというタイトルにしたか、思い出せないでいます。 童話のような古代の物語を表現しようと思ったのか。多分このサイトを何度か訪れた方はそうは読まないと思います。私もそれに同意しますので、ついに迷宮入りです。だからレジェンド？
それでは、モチーフについて作者が解説しますと、モチーフは行灯のようなつもりで描いていると思います。ねぶたのように表面に紙を貼った立体を台車にのせています。足元が棒状になっているのも、中が空洞で軽いことを強調しています。前回の「象を飛ばす国」の表面に紙を貼ったような象もこのイメージから来ています。何を言いたいのかには触れないのですが。前回投稿の象と今回のレジェンドの絵面、全然違っていると思いませんか。オリオンからたどるともっと酷いことになります。私はこの絵面はとても気に入っていますので、この世界を続けていけば、私の世界を確立することが出来そうなんですが、満足してしまったんです。何か悔いが残ると次も挑戦ということになるのですが。私が、作品を作るときに一番、心掛けていることは、インスピレーションです。ある日ふと浮かんだイメージです。それには今までの作品と何の脈絡もない世界が飛び出してきても、なるべく受け入れています。プロの方が聞いたら驚かれると思います。これでは飯が食えないのです。そして何も残りません。完全な無名です。でもそれが、私のモチベーションとなっています。無意識につながることが、最優先と思って制作をしてきました。いまは、ちょっと反省モードです。