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2025年8月29日ようこそ

2025年 8月29日 環境保護

いまラムサール条約に登録されている釧路湿原国立公園でとんでもない事態が起こっている。というのもこの国立公園の中になんと太陽光パネルが次々設置され、保護されるべき特別天然記念物の生態系が脅かされているという。そもそも太陽光パネルは再生可能な地球にやさしいエネルギーと言われているが、その推進によって貴重な自然を再生不可能な状況に追いやっている。

とはいえ今更なのだが北海道のあちらこちらではすでに、太陽光パネルが国道脇を埋め尽くし、或いは驚くほど巨大な風車が嘗ては風光明媚と言われた景色の中に、無機質な化け物のようにそそり立っている。因みに太陽光パネルといえば、表面を黒くて無機質なガラスで覆われていて、最初は珍しがっているがその内、同じ景色が続くとさすがに気が滅入ってくる。こんなものを草木の生える地面に据え付ければ自然環境にたいしてどんな被害をもたらすのか誰でも想像がつきそうなものだが、これを設置した業者は法的な手続きを踏んでいて合法的だとして作業を継続している。

このような業者の態度に釧路やそれに賛同する有志が立ち上がり作業継続反対の署名活動を続けている。これを受け日本経済新聞の報道によると、8月26日阿部俊子文部科学相は、この設置に関し業者からは丹頂についての調査報告は提出されているものの、同じ天然記念物であるオジロワシについては調査報告の提出は受けていない。そのため、場合によっては設置業者への罰則もあり得ることを釧路市教委に伝えたという。

さて、この出来事はともに環境を護るための行いだったはずだ。にもかかわらず、真っ向から結果が対立する形になってしまったのは何故だろうか、結局どちらかの目的に偽りがあったからではないのかと考えてしまう。因みに私は常日頃人間の営みも所詮自然の一部だと考えている。そして人間に湧き立つ欲望のことを思えば、人間はなるべく自然には干渉しないで暮らす方が良いと思っている。やむを得ず自然環境に関わらなければならないときは極力自然の営みに敬意を示し、謙虚に身を委ねる必要があると考えている。そのような視点は北海道に暮らすアイヌ文化にも顕著にみられ、その点で私は彼らに親近感を覚える。とはいえ残念ながら彼らの文化は、やはり政治的な干渉によって和人とは対立する存在に仕立てられているようだ。しかしながら、彼らの生活習慣を見れば、結局彼らは和人の技術を頼りにしながらも自分たちの文化を受け継いできたことが分かる。

例えば、彼らの大切な文化には木彫のための小刀がどうしても必要になる。ところが、彼らにそのような鉄器を製造する技術はないのだ。或いは漆を多用した彼らの生活道具を見てもこれまた同様であり、彼らは文字や貨幣の日本文化こそ受け入れなかったものの、彼らの文化はそもそも和人の文化に依存して発達してきたようだ。

結局、共に環境保護を訴えながらその結果にこれほど対立が生まれるのは、どちらかにその本質を捻じ曲げているからではないだろうか、というのも現在再生資源に注目が集まる中、このようなパネルについては廃棄や再生技術は十分確保されていると言えるだろうか。具体的にテレビや冷蔵庫などほとんどの家電は再生のためのリサイクル料金が購入時に求められるが、太陽光パネルにこのような取り組みは有っただろうか、つまりパネルの耐用年数が切れた場合、誰がその責任を負うのか。さらに心配になるのはこのような設備を野山に設置した場合、あっという間にその周りは雑草で覆われてしまうが、このような除草の対応は環境に配慮して行われているのか、などと考え出すと天然危惧種どころか人間様の健康についても大丈夫なものかと心配になる。因みに2023年から本格化したGXの取り組みは今後10年間で150兆の取り組みになるそうだが、その中身は素人が覗いてすぐ理解できる代物ではなかった。とはいえこの予算にはパネル設置や風車、EV自動車推進のために60兆円ほどの予算が見込まれている。この予算、一体誰が喜ぶ予算なのか国民はよくよく考えてみる必要があるのではないだろうか。

 

 

 

 

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Posted by makotoazuma