G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

日々これ切実

2026年4月6日ようこそ

2025年 1月29日 コスモポリスと外国人

函館といえば江戸幕府による長い鎖国政策から開港で出来た小さなコスモポリスのようでもある。そのエキゾチックな街並みはこの街の大きな魅力となっている。特に西部地区にある古い町並みの美しさは、散歩に出かけるだけでも海外旅行をする様な楽しさを感じる。その美しさを担っているのが、和洋折衷と言われる日本家屋の上に西洋建築を乗せた、まるで空想の怪物キマイラのような建築物だ。

さてそんな函館だが、不思議なことにこの街の歴史のなかに何故か外国人とのトラブルはあまり聞かれない。いわゆる今でいうヘイトとは無縁の環境だったようだ。そればかりかむしろ外国人との交流を観光の目玉にしているようにも見える。例えば函館の観光名所には外人墓地が必ず挙げられる。とはいえ、やはり開港は攘夷運動が盛り上がって時代のこともあって、実際にドイツ人の領事が函館公園付近で刀で切り付けられ命を落とす事件が起こっていた、この公園の裏手に犠牲となったハーバー氏の墓碑がある。と言う事はやはり当時の日本人も外国人に対する警戒心は今以上持っていたに違いない。とはいえ、当時の日本政府はそのような市民の気持ちをなだめつつ、外国との外交に務めていたのだろう。

そのため函館の街中に外国人との交流の後が残っている。例えば中華会館やロシア領事館、ハリスト教会、カトリック元町、ヨハネ教会などいずれも戦火を交えた敵国であったはずの施設が建設当時から保存されているのである。つまり、先人の道徳心はこれほど公明正大なものであり揺ぎ無かったである。恐らく時の政府は外国人と住民の暮らしに文化的齟齬があっても毅然とした態度でそれに対処し、むしろ地域住民の文化を優先させていたに違いがない。現在のように話が通じないので外国人の犯罪を見過ごすようなことはなかったと思われる。

何を言いたいかといえば、現在ある外国人問題の多くはこれまでの政府が、その犯罪を見過すことによって地域住民との軋轢が生まれてしまったと言う事だろう。つまり、人権だなんだと言って犯罪を見過ごし、街に違法薬物や、ギャングが横行することを移民反対を訴える人達は危惧しているのである。つまりそれが政府に出来ないのならいっそ移民の数を規制してくれと言う事なのだ。

ようこそ

Posted by makotoazuma