G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

日々これ切実

2026年1月30日ようこそ

2026年 1月30日 ナショナリズムと暴力

ナショナリズムと聞けば、眉を顰める人も少なくない。というのもこの言葉と戦争は切っても切れない歴史があるからだ。恐らくこの言葉が盛んに使われるようになったのは、フランスに登場したナポレオン・ボナパルトの時代と聞く。つまりそれ以前国王が支配する国家の政は国民が納得しようがしまいが国王の一存で決まる。ところが、そのような権威を自ら引きずりおろしたフランスでは国民の意識をまとめなければ国同士の戦争など出来るものではない。そんなこともあり、とうとう皇帝などという権威まで持ち出さなければならなくなった。

要するに近代における国家のありかたは、民主主義を規範とするナショナリズムにより成り立ってきた。そのため国家を細胞膜のように支えるのは権威ではなく民意による武力と言う事になる。とはいえ武力といえば破壊による解決を意味するので、これを行使する前に止めることが出来るのは法の支配しかないのである。

何を言いたいのかといえば、現在の世界情勢を見ればいたるところで戦争が絶えない状態にあるのは、この法の支配が弱まっていることを示しているのだろう。つまり現在世界各国が平和の規範とすべき国連憲章が護られていないからに他ならない。

そこで今回アメリカのトランプ大統領が呼びかけた平和評議会はこのような不条理の中でやむを得ず生まれた平和組織だろう。やむを得ずというのは、ガザ地区の戦闘を止めるためにこれ以上の議論を重ねている時間はないということだ。つまりこの地域で発生した戦争は早3年が立とうとしているにも拘らず、いくら待っても国連主導の停戦は実現しなかった。そんな国連をしり目に、これまで世界中から独裁者の非難を浴び続けるトランプ大統領の介入によりようやく停戦交渉が進められている。

これに対しEUやNATO各国は冷ややかな態度を取り続けているのだが、ロシアの空爆が続くウクライナはとうとうトランプ大統領に空爆中止の仲介を願い出たそうだ。つまりウクライナはあのトップガン気取りの大統領を見限ったのかもしれない。それにしてもこの戦争は何故ここまで終わらないのか、その答えは公平な立場で国連が国際法を執行してこなかったからに他ならない。つまり、法律の運用を曖昧にすることは国民をこれほど危険に陥れるのである。合わせて国連憲章そのものが現実とかけ離れ、無理な理想ばかり謳っていることも国連憲章が蔑ろにされる原因のように思える。不思議なことにその内容は日本国憲法の内容とそっくり重なる。結局、国連憲章にある「武力による威嚇又は行使」を放棄するという条文はこの憲章が出来て以来一度も守られたことがなかったのである。問題はこれを放置したままの状態を国連が続けてきたことにある。

その結果といえばこれを逆手にとって都合の良い所だけ切り取り利用されることが横行するようになってしまっている。これは日本の自衛隊は軍隊ではないと言いつつ、何故かその軍事パフォーマンスは世界のトップテンに数えられるという困った状況に等しい。何を言いたいかというと、曖昧な法解釈を野放しにしておくと法律自体の信用が無くなり、その結果暴力だけが最後にモノを言う世界になってしまう。因みに、日本の司法は現在、男女の性別すら判断がつかなくなっている。つまり日本は今平和を考えるより前に男女の性別を認識するところからやり直さなければならないのだろうか、これじゃ総理も泣きたくなるわ。

ようこそ

Posted by makotoazuma