今日のできごと
2021年 5月13日 洞窟壁画とは
なぜ、常に壁画は洞窟の奥深いところに描かれたのか
以前ネットに壁画を研究されている方の記事が載っていました。とてもおもしろかったので紹介させていただきたいと思います。
例によってどなたの記事か覚えていません。本当に失礼なんですが、「ごめんなさい」で許してください。
その記事によると洞窟壁画のほとんどは洞窟の奥まったところに描かれており、漆黒の闇の中で外気と隔てられいます。このようなところで明かりを灯し壁画を描いていたとすると、絵を描きながら酸欠の症状が出ていたのではないか、またその絵を囲みながら時を過ごすことは、わざと低酸素症を誘発してある種のトランス状態を作り出していたのではないかという説です。
おそらくあの有名なラスコーの洞窟画にも同じような特徴がみられるのでしょう。多くの洞窟壁画を調査してゆくと同じような特徴があることが分かったそうです。それでは何故そのような特殊な環境に洞窟画を描いた古代人たちは身を置いたのでしょうか、そうあえて危険を冒してまでも望んだものとは何だったのでしょうか。
私にはそこまでして彼らが望んだものは、その壁画に描かれているような動物の居場所ではないかと思います。もし彼らが狩猟民族だとすれば、日々獲物の存在が気になっていたのではないでしょうか。壁画にある大型動物の群れが何処にいるのか、どこに行けば出会えるのか、ある種の啓示を求めて洞窟に潜んだのではないかと思います。
ご託宣を求めて
狩猟民族にとってある一定のコミュニティー(家族、村)を維持するためには、それなりの量の食糧が必要になります。その為には効率よく食料を手にする術が必要になるのですが、なかでも間違いなく食料と出会える場所を特定する力はとても重要です。そこで、古代人がとった手法がトランス状態で得られるご託宣ではなかったか、興味深いのは低酸素症に身を置くことにより通常の人間に備わった知覚能力を超えることが可能であったということです。
いきなり断定的に書きましたが、いくら古代人であっても効果の見込めないことを命懸けでやる筈がありません。きっと、必ずではないにしろ期待通りの結果が得られていたと考えるのが適当と考えます。それは通常の知覚能力では及ぶことが出来ない能力が、通常の能力をむしろ低下させることで得ることが出来た。そんなことだと思います。
ということは、この記事には「2次元パス」の核心「無意識との繋がり」が書かれているのではないでしょうか。そのような思いがあって本日やっと紹介させていただきました。「やっぱりそうなんですよ。」