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 今日のできごと

2021年9月14日gallery,今日のできごと

 

2020年 12月30日 先ほどドラマの総集編を見終わりました

 

 

 テレビのスイッチを入れると、エールという朝ドラの総集編をやっていました。オンタイムでは見ていなかったんですが、一度通しで見てみたいと思っていました。

 

 主人公は、古関裕而氏をモデルにした古山裕一です。古関裕而氏とはあの甲子園の行進曲を作曲された方です。私は、野球には、全く興味はありませんが、この曲が流れると高校野球に対する情熱や青春、とても清々しいイメージを感じてしまいます。つくづく音楽の凄さを感じるんですが、そんな方が、兵隊さんのために作曲しちゃうとすごいことになります。

 

 で今日は、水兵さんの恰好をした人が、意気揚々と目を輝かせて若鷲の歌を歌っている処でした。主人公は、このような沢山の若者を戦争に駆り立ててしまったのではないかと、自分を責めてしまいます。戦争が終わると現実は、もっと悲惨で、周りからも戦争協力者とののしられ、本当に身の置き場もない状況で、自分にも責められ、周りにも責められその魂は行き場を失います。実際、終戦後の日本では、こんなことは、いたるところで起きていました。例えば、世界的なアーティスト藤田嗣二画伯も、このような、大変お辛い体験をされた方でした。日本をこよなく愛し、その思いを世界に発信されていましたが、執拗な非難にさらされ後にフランスで暮らされます。

 

 で、私が、お伝えしたいのは、この世でアーティストに何らかのお役目があるとすれば、作家の存在した、その時代、その時起こった感動を世界に伝えていくこと、或いは、表現することではないでしょうか。アートは、その時代の宗教や思想、経済などの写し鏡です。だから、歴史の教科書にも、必ず、美術史が載ってきます。すると時代のイメージが何となく伝わってくるような気がします。そう、ルネッサンスといえば髭男爵ではなく、ダビンチやミケランジェロみたいな感じですね。

 

 たまに、生まれる時代が早かったといわれる作家もききますが、それは、受け手が時代に追いついていないだけのことで、歴史から見るとその時代に生れるべくして生まれていたことがわかります。

 

 ところで、アートに、正義や、道徳を求めることは、アートの可能性を狭めたものにしてしまわないでしょうか。2次元作品が、ただのプロパガンダやポスターにとどまってしまったら、悲しくないですか。今日はこの辺にします。30分ほどの視聴でしたが、ドラマの中身はこの四五倍ありました。ではいずれの機会に。

 

 

 

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Posted by makotoazuma