今日のできごと
2021年 1月13日 瞑想と異種格闘技世界一決定戦
もお、何でもアリですか、モハメッドアリです。冗談です。
今日は、瞑想について考えていました。瞑想には何も求めないと言っていながら、やはりなんでだろうって考えてしまいます。で急に浮かんだイメージが追いつめられたプロレスラーが、リングに張られたロープにしがみ付いているシーンです。
プロレスには、リングの四隅に張られているロープに触れると対戦相手は、それ以上攻撃できないというルールがあるんですが、私も心がすさんでくると、何か安心できるところにしがみ付きたい衝動に襲われます。
と、これだけのことだったんですが、ロープ際戦術から、なぜかモハメッドアリとアントニオ猪木の世紀の対決を思い出しました。
蝶のように舞い、蜂のように刺す。それまでのボクシングにフットワークという新たな戦い方を持ち込んだ伝説のボクサーがモハメッドアリです。
とにかくアメリカでも人気が高く引退後もオリンピックの開会式に登場するなどアメリカを象徴するようなボクサーです。そのボクサーが、日本のアントニオ猪木と対戦する異種格闘技というエンターテナメントとはいえ、どれほど世間に疎くてもついつい興味をそそられます。
果たして結果は如何に。結果は判定による引き分けです。ただ驚いたのは、結果より、その試合でした。
異種格闘技の複雑なルールとは言え、観客はモハメッドアリのパンチがさく裂とか、猪木のコブラツイストにアリ悶絶みたいな展開を想像しちゃうんですが、或る意味勝負の厳しさを感じさせる渋い展開で、アントニオ猪木は、モハメッドアリのパンチを受けないように寝そべったまま、ひたすらモハメッドアリの足にキックを入れていくという、これ観客の立場で見るとかなりショッキングな試合でした。
アントニオ猪木が、蟻のように体を低くして戦っている、猪木アリ状態なんて叩かれてたんです。後で知ったんですが30億円のファイトマネーがかかっていたそうです。そりゃ、なりふり構わずになります。なので、心細いときは、ロープ際で、戦うのも知恵ってもんかもしれません。