今日のできごと
2021年 1月27日 個性って有るのがいいのか、無いのがいいのか
つまり、個性って自我のことです。仏教で目指すべきは、無我ですが、私が、大好きなのは個性です。
では、個性と無我どう折り合いをつけたらよいのでしょうか。私の望む行く末は、集合意識への統合です。それこそ無意識と呼ばれるものです。
それは自我も無我も飲み込んで、あることも、無いことも切り分けることのできない状態です。
そこでは、個性なんて何の役にも立ちません。個性があって役に立つのは、不足で出来たこの世界故のことだと思います。
目の前に隙間があるから前に進むということが可能になります。前も後ろも一杯一杯では、進むという行為すら思いつかないのだと思います。そんな不足を前提に成り立つこの世界、それがいわゆる現世で、現世無くしては自我や個性もあり得ません。現世で、自我を捨てるということはそれほど難しいことです。
私は、いずれ、個性という名の欲の皮を脱ぎ捨てた時、永遠の集合意識の中に、本当の自分を見つけることが出来ると思っています。
この巨大な無意識の前では、今ある個性などは、0に数えた方が、早いくらいの微細なものです。そんな個性の心の機微、まったく頼りない存在です。だからこそ守ってあげたくなるんです。「私の個性がんばれー」ってね。