今日のできごと
2021年 2月1日 日本という多民族国家
私は、時々日本人の顔っていろんな人種の特徴があるのではと思うことがあります。それは、髪の毛のちじれ具合であったり、目や唇など何パターンかのグループに分かれるように感じることがあります。
一頃、日本人は単一民族なのでなになにと仰る方がたくさんおられました。逆に、私には、古代から日本は多民族国家だったのではないかと思うことがよくあります。
では、なぜ単一民族と思われるのか、それは、生活様式がほとんど変わらないからではないでしょうか。多少の地域による違いがあるにせよ、民族同士のいさかいが今でも続いているようには見えません。
どこかで、折り合いをつけているからです。それは、過去に人種や民族の違いがあったにせよ、生活様式を一にすることにより人種や民族の壁を乗り越えて来たのではないかと考えています。
そのことを顕著に表しているのが相撲の世界です。あれほど多種多様の人種が集まりながらいまだ日本の国技然としています。さらには、日本の神事としての側面を持ちつつも、人種に対してはいたって寛容です。
つまり血筋に対する信頼よりも、様式に対する信頼のほうが厚いとも取れます。我々日本人はこれまで幾多の災難をお互いが協力し合うことによって乗り越えてきました。もしも、人種や民族の壁があって、協力関係の捕れないグループが出来てしまったら。平和時にはよくてもお互いに存続していくことは困難だったと思います。
今も日本のあちこちで起こる数々の災害に対して、毅然とした態度で臨む日本人。世界から見ると奇跡のような人々ですが、これまで不幸にさらされ続けた結果獲得できた知恵だと思います。だからいさかいを捨て、その場所の伝統を守り協力しあえる人格を持った人ならば、誰でもウエルカムなんでしょう。その逆の方には地獄だと思いますけど。