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2024年7月4日gallery,ようこそ

2024年 6月19日 沖縄問題

昨日沖縄放送によると陸上自衛隊第15旅団が沖縄戦を指揮した旧日本軍の牛島満司令官の辞世の句をホームページで掲載し続けていることに市民団体から抗議があったそうだ。この団体が何を問題にしているのかといえば、要するに自衛隊は沖縄戦をこの句によって賛美しているのではないかということだろう。因みにこの陸軍大将が残した句というのは「矢弾尽き 天地染めて 散るとても 魂還り 魂還りつつ 皇国護らん」「秋待たで 枯れ行く島の 青草は 皇国の春に 甦らなむ」という2つの句で切腹の前にどうしても後世に伝えたい心境を詠まれたのだろう。その思いとは、たとえ我身はここで滅びようとも鎮守の思いは蘇るのだと伝えているようだ。つまり普通にこの句を読めば祖先がいつまでも自分たちの暮らす国を護ってくれている、或いはそのような思いを残してくれたという有難い話になる。

さてここまではどなたも異論はないと思うのだが、その先の話になると突然意見が分かれだしてしまう。要するに無抵抗でいれば平和は維持されるのか、あるいは武力には武力で立ち向かうことが平和維持に必要なのだという意見に分かれる。因みに独立運動を例に挙げれば、無抵抗でインド独立を成し遂げたとされるマハトマガンジーだが、インド人で独立が彼だけの功績と信じる人は少ない。むしろ彼らはその影で暗躍したチャンドラボースの功績も確りと胸に刻んでいるからだ。そればかりでなく南米大陸、中東、アフリカ大陸の国々に比べればアジアの各国はしっかりと独立をはたし、その繁栄には目覚ましいものがある。そしてその切っ掛けを各国にもたらしたのは旧国軍の将兵たちという認識だ。

聞くところによると大東亜共栄圏の実現を願い日本の将兵が、終戦となっても帰国せずに各国の独立運動にその力を貸したのだと言われている。というのもアジアの植民地支配は日本の敗戦後すぐさま復活しようとしていたからだ。このことについては各国の歴史を辿れば嘘偽らざる事実なのである。要するにアジアの独立は旧日本軍の将兵や独立運動に参加した人たちの尊い犠牲の上になされたのである。

ところで、アジア独立の母体となった日本は戦後も武装解除されたまま、サンフランシスコ講和条約により独立承認を受けた。しかしながらそれにもかかわらず、いまだに日本は主権を護るための武装を保持していない。そのため日本国は日米安保により国防をアメリカに依存することで平和を維持してきた。つまり平和憲法と言いながらも世界一の軍事力を背景にして平和を叫んでいるに過ぎない。これにより国はどのような環境になったかといえば当然アメリカには全く逆らえないという事態になってしまった。

ところで沖縄は戦後どの様な状態であったかと言うと、1970年までアメリカ軍に占領されたまま、横目で日本の目覚ましい発展の様子を眺めていたのだ。沖縄県民にしてみれば、あれほど死力を尽くして護ったはずの祖国からは置いてきぼりにされてしまったとの思いがあったのではないだろうか。私は今でも沖縄返還の様子を思い出すが、あの時は日付が変わると沖縄の道路標識が一斉に変えられ、通貨がドルから円に変わったのだ。

私はこの間、沖縄に住む人の日本への気持ちがどうであったかと考えれば、とても複雑な思いだったに違いないと思っている。というのも沖縄戦の戦記を見れば、当時住民と軍の関係はいたって良好で、文字通り一丸となって島を守ろうとしていたことが伝わってくる。その結束力は島暮らしという特殊な生活環境による特別な結束力なのかもしれないが、この沖縄県民の奮闘ぶりをみて大東亜戦争歴戦の将兵たちは、逆に鼓舞されその様子は「沖縄県民かく戦えり」という沖縄戦最後の電報文に表されている。要するにこれから本土決戦を前に、本土の人たちは沖縄県民の奮闘ぶりを思い出してほしいということなのだろう。それほどの思いで皇国のために戦ったはずの沖縄県民が、結局のところ日本は置き去りにして自国の発展に酔いしれていたと思われても仕方がないのだ。そればかりでなくサンフランシスコ条約で独立を果たせたのならば、何故その場でアメリカに沖縄復帰を訴えなかったのか、そればかりか当時は平和憲法を盾にして日米安保を結び、沖縄のアメリカ軍駐留を常態化させてしまうというしまつだった。

そしてこの不信感を煽るように、後から様々な力が沖縄県民に影響を与えるようになってしまったのだ。さて沖縄県民と日本国これほどの感情のもつれを解きほぐすことは出来るのだろうか、そうは簡単にいかないだろうが、まず初めに解決しなければならないのは、アメリカ軍基地の問題だろう。というのもアメリカ軍の治外法権によってこれまで沖縄県民のプライドは、ずたずたに引き裂かれてきたからだ。この怒りはいつの間にか旧日本軍に向けられ、現在の自衛隊とも同一視されてしまっている。要するに軍隊がいるから戦争は起きるのだというロジックなのだ。この言葉を逆手にとって警察がいれば犯罪が起きるのかと言ってみても話しは前に進まない。まずは基地問題の解決には日本国の独立が必要になること、そしてその為には憲法を変えて日本は国軍によって自国の防衛がなされ、日米安保を廃止することにより、基地問題を改めて考えることが出来る。こうなることで必要を認める各国とは改めて対等な同盟関係を結ぶことが出来るのだ。要するに普天間の基地問題も自衛隊の基地ではなくアメリカ軍の基地だから話が進まなくなるのだ。このロジックに気が付かなければ沖縄の問題の解決は前に進むことが出来ない。

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Posted by makotoazuma