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思考ラボ

2024年5月2日gallery,ようこそ

 

今日は現金なお話

 

 

 今日はお金について、お話をしたいと思います。「いきなり現実的、そんなこと期待してないんですが。」分かります。ここで質問です。お金とは何でしょう。いろんな考えがありますが、私はお金を価値を担保することが出来る道具ととらえています。では価値を担保出来ることを支える根拠は何ですか。昔は金などそれを保証する物質よって担保していたのですが、ここまで経済が大きくなると物質では担保できなくなっていますので、現在は、信用がその代わりをしています。自分が望む価値の物と交換できなければお金は意味がないのです。そしてこの信用こそお金の生みの親です。銀行から信用を得るとお金は生まれます。で生まれたお金の価値なんですが、生まれた時のままだと思いますか。残念ながらそうではありません。私たちは自国だけで必要なものを補うことが出来ないので、よその国から必要なものを輸入することになるのですが、お金の価値も国の立場によって変化します。これが為替なんですが、取引の時間ごとに変化します。技術の進歩とともにお金の価値は早く動きます。ある条件がそろえば1日で何万分の1の価値しかなくなったってこともあります。最近ベネズエラという国でデフォルトが起きました。詳細については検索して頂きたいと思います。お金の価値が一定というのは、この国に居てこその妄想だということがわかります。でその価値を決めているのがお金の人気度つまり需要なんですが、ここまでのお話でなにか確固たる現実のイメージって湧いて来たでしょうか。先ほどから何度も言っているのが信用、価値、人気、概念ばっかりです。これが現実、リアルの正体なんでしょうか、私たちが勝手に現実と思っているだけの世界ではないでしょうか。私たちは絵画などを絵空事、現実ではないものとして認識していますが。お金ですらその実態は不確かです。現実逃避という言葉がありますが、その現実っていったいどこにあるのでしょう。結局人間の作った意識の投影が現実の正体ではないでしょうか。お金の世界も絵画の世界も人間の作った意識の世界です。私はある試みをもって絵画を制作しています。それは現実あるいは常識といわれる世界に向け疑念を向けること、そのことによって意識外の世界を認識することが出来るのではないかと考えています。妙なことを考える人がいるものだ、と思われるでしょうが、その多様で、みょうちきりんな個性こそ私の存在意義だと思っています。ここまで読まれた方、ひたすらあなたに感謝です。

 

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Posted by makotoazuma