2022年 心源を尋ねる
私たちの心とは、いったいどこに住んでるものなのだろうか。脳みそが外界からの刺激に反応している様子のことを言うのだろうか。あるいは霊魂と言われるように肉体を離れても、この世とは別の彼岸に暮らすものだろうか、たいがい見たことも無ければそのような別世界が在るとは信じがたいところだが、何故かあると言われればやっぱりと思ってしまう。
たとえ核心には至らなくても、大勢の方がそれなりの経験があったり、何らかの気配を感じているということなのだろう。
ではその魂の世界があったとすると、これはこれで困ったことに成らないだろうか、何が言いたいかと言えば、肉体が滅びた後も、魂というものが現世の記憶を持ったまま存在してしまうということだ。
意識とは、現世における個性のことであり、肉体が滅びても、意識が存在するということは苦しみの原因は消滅しているにもかかわらず、解決されるあてのない苦しみだけが存在してしまうということに成りかねないのだ。
個性の必要な現世では、多様な個性の花をきっちり咲かせて、そこが終われば穏やかで輝かしい心の故郷にまた収まる。
その覚悟さえ出来れば、あとはイケイケドンドンだ。(思考ラボ 天国と地獄)