1998年 「仲良し」
「ノスタルジーの表現」
私にとってはノスタルジーを表現した作品なんですが、すぐに同意された方結構やばいです。
絵面の説明をしますと怪獣のような奇岩のようなモチーフが3体、大きいのと中くらいのモチーフには青く囲んだ円が見えますが、これは名札のつもりで描いています。
図では見えずらいのですが、1ねん、2ねんと手書き風に描かれています。では何故ノスタルジーなのかといえば、私には怪獣を思わせるモチーフに見えたのでそう思ったんです。
私の子供の頃はそれほど怪獣が周りに溢れていて、テレビとつけるとヒーローと悪役が常にバトルを繰り広げていました。
そして、正義という言葉は、当時から巷に溢れ「正義は勝つ」は世の中の合言葉でした。このように勧善懲悪の世界こそ理想の世界と教わって暮らしてきた世代なのですが、当時からそんなことにも、私は子供のくせに馴染めず何かしらの違和感を感じていました。