今日は好日
2022年 6月28日 自分を生きる
結局私にとって、これ以上重要なメッセージは今だに見つけることが出来ない。いわゆる生きるための望みや憧れは何時でも心に湧いてくるのだが人が辿った道は、所詮自分が歩むべき道ではないと思っている。
つまり自分を生きるとは、良い人生を歩むことでも、悪い人生を嘆くことでもない。では何を目指すのかと言えば、自分に湧きおこる思いに正直に向き合って自分の人生を歩むことだと思う。結論を言ってしまえば、自分が歩んだこの人生が、広大な宇宙において「唯一自分しか歩むことのできなかった道だった」という満足だ。
では、自分の人生を自分を信じて大胆に生ききるためには、この人生をどのように受け止めたらよいのか。それが行動の足かせになる恐れから解放されることなのだが、実はこれが人類にとって一番難しい問題なのだ。
これまでも宗教家や哲学者が語っておられるところだが、難しいところはそこで語られることが人生の規範とされてしまいかねないところだ。
私はどのような個性も所詮、元は同じ無意識だと思っているし、我々の目にする世界はその無意識の変容であり変遷であると思っている。
そしてその無意識は変容なり変遷することで個性を形作り、我々に個性としての人生という、ドラマの創作活動を望んでいるのだと思う。
つまり、そこを全うしようというのが「自分を生きる」と言うことだ。