今日は好日
２０２２年 ７月４日 崖っぷちの良い時代
今は崖っぷちどころか有史以来人類が初めて経験する危機なのかもしれないのだが、こんな世情だからこそ本音の言葉に注目が集まっているのかもしれない。
最近ユーチューブの動画では珍しく硬い内容の動画が注目されているようだ。時節柄当然とも思えるのだが街頭演説の動画を一般人が視聴するなど、今までの感覚ではありえないことのように思える。だいたいこれまでの選挙では、社会的しがらみや団体の圧力で立候補者の演説会は集客されるものと決まっていた。だから話の内容も国の行く末よりは、団体または個人の利益にいかにつながる選挙なのかを聞く集まりだったのだ。
しかも最近は勝っても負けても結果について顧みられることのない「希望は持たない」ことが前提の集まりのようだった。
ところがここまで世の中が動き出すと、何とかしなければという意識の強い方々が、自発的に選挙カーを取り囲むようになったらしいのだ。以前政党をぶっ壊すと言っていた議員は政党どころかこの国もぶっ壊してしまった。おかげで国民はまるで大阪夏の陣を護らなければならない武将のような心持だ。
兎に角いま日本は崖っぷちとも思える環境にある。このような環境だからこそ、国民は目先の利益に振り回される政治から国の将来を見据えた良識ある選択に目覚めたのだろうと思う。いずれの選択も必ず自分たちの将来にその結果をもたらすのだ。