今日は好日
2022年 7月15日 メイド イン ジャパン
昨日 百均でプラスチックの上戸を買って来た。驚いたのはその上戸が百円で二つも買えてしまったことだ。つまり1個50円。これほど立派なものが、50円で買えるなんてこの上戸を作った人は、ここから生活の糧を得なければならないのだから、ここからどれほどの利益が受け取れるのか心配になる。きっと海外の安い労働力をあてにして何とか利益を上げているのかもしれない。
いったいどこの国の人たちが、これほど薄利で働かなければならないのか、気になって生産国を探してみた。やっと見つけた文字はなんとmade in japanだった。私が子供の頃は国民総中流意識と言われて貧富の差など意識することもなく私はそっだてしまった。
バブル崩壊を迎えた後も世界第2位のGDPを誇っていた我が国は、再び経済を挽回することが出来ると信じて、企業の存続を優先し個人の暮らしは顧みられる事はなかったのだが、結局海外に進出していった企業が、日本にもたらした結果は、ものも言わず少ない利益を分け合う日本人だったということだ。
このままの環境でインフレが進めば国民に、さらなる不幸がのしかかることははっきりしている。企業が賃上げを望まないのであれば、経済の活性化は減税で対応するしかないのではないか。これまで政府は安定的な財源確保のため間接税を導入したはずだが、不思議なことに日本の税収は消費が落ち込んでいるにもかかわらず、税収は過去最高を更新している。一体何故こんなことになっているのか、もう一度考えたほうが良い。お金はその価値を認める人々がいてこそお金には価値がある、もしも世の中にお金の価値を認める人間が居なくなってはお金にはなんの価値もないのだ。
お金が有難いのは、そのお金を支える人々の暮らしがあってこそだ。