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今日は好日

2022年12月3日gallery,今日のできごと日々のブログ

2022年 7月18日 草むしり

毎年裏庭の草むしりといえば、半日がかりの重労働だった。それほど広い庭でもないのに大騒ぎになるのは、草むしりが面倒で、草が鬱蒼としてくる頃にしぶしぶ腰を上げるからだ。お陰で初夏の暑さも加わり汗をかきながらの大仕事になる。

ところが今年はゴールデンウィークから早々草むしりを始めていた、特に手ごわいツタ系の植物には真っ先に根元の方から鋏を入れていたのだが、それでも生えて来る草は、気が付くたびに都度むしっていたのだ。

おかげで、今年の草むしりはそれほど苦労せずに済みそうだった。ところがそう思って油断していたら、先日しばらくぶりに裏庭を覗いて驚いた。真っ白な花が、びっしりと庭中を覆っていたのだ。その花は真っ白な花びらに黄色いトウモロコシのような花心が伸びている。濃い緑の葉にくっきりとした白い花はとても清々しく、その様子にしばらく見とれていたが、このままほっといて、これから続く暑さの中をジャングルのようになった草と格闘するのは勘弁してほしい。

仕方なしに草をむしり始めると、ドクダミの青臭くて酸っぱいような臭いが鼻をつく、予期せぬつらい作業になったが、私が見回りを怠けたおかげなのだ。それにしても、庭一面を埋め尽くした真っ白な花はたとえ一時であっても美しかった。寂しいことだがスクラップ&ビルドが世の倣いなのだろうか。

そこで一句「ドクダミの臭いにむせぶ草むしり」最近特に友蔵氏に親近感を覚える。