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今日は好日

2022年12月3日gallery,今日のできごと日々のブログ

2022年 9月19日 また時代が変わった

エリザベス女王が亡くなって10日が経つ、私にとってクィーンと言えばイギリスの女王というイメージが湧くほど大衆から愛された女王だった。お札はもとより007の映画や多方面でその存在感を示していた。ところで、私とイギリスを結ぶものと言えばビートルズとクィーン、愛用のイギリス製同軸スピーカーだ。訃報があった日にロンドンとエジンバラに虹が掛かった様子がネットのニュースで紹介されていたが、その虹を見ていたら、居間で埃をかぶりっぱなしになっていた、エジンバラという名のスピーカーの音を聞きたくなった。かけた曲はマーラーの4番で、副題は大いなる喜びへの賛歌だ。とても喪に服して聴く選曲ではなかったが、あの虹に象徴されるメッセージを考えていたら、これはきっと「人生を生ききった人への賛歌」のように感じてこの選曲もありか、という心境になった。

ところでこのスピーカーは弦楽器を聞くには繊細で独特の響きがあることからクラシックファンには好まれるスピーカーなのだが、しばらくぶりでその音を耳にすると、トランペットの笠をなぞるように響く音が生々しく伝わってきた。指揮はゲオルグ・ショルティ、シカゴ交響楽団、録音はロンドンのデッカ版だ。ソプラノはキリテ・カナワ、私がTVでオペラを見ていると常連のように活躍されていた方だが、今もご健在のようで何よりだ。