G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

今日は好日

2022年12月3日gallery,今日のできごと日々のブログ

2022年 2月1日 帯に短し襷に長し

何故だか世の中は常に行き過ぎる、僅か1%の人間が世界の富の半分を手にする。そのうちの1%でもあれば世の中の飢えは無くなる筈なのに、なぜかそうもいかないらしい。

それほどの富を手にした人は、溢れかえった富を目の前にして、いったい何を思うのだろうか、そこまで富を搔き集めた先にやって来る思いとは、ひょっとして富を行使することの限界ではないのか、つまり富を行使して受けることのできる喜びの限界を感じてしまうのではないかということです。

それを知ってしまったら富には何の価値があるのだろう、それだけではなく喜びを受ける肉体にも早々と限界が来てしまわないのだろうか、生身の肉体であるこちらの方がもっと深刻なことかもしれない。いずれその欲望が腹を満たしてパンツのゴムを引きちぎるのは良しとしても、次に引きちぎる対象は、自分の腹の皮かもしれないではないか。だったら暢気に構えている場合ではない、欲を満たし続けて満足が行くならそれも生き方かもしれないが、虚しさが湧いてくるようなら何かが間違っていたということだ。喜びより欲が先に立ってしまうとき、その行く末をよくよく見定めたほうが良い、自分の腹がはじける前に。