今日は好日
２０２２年 ２月３日 レールの上
私の若い頃は「親の引いたレールの上を歩かされるのは御免だ」なんて言葉が当たり前のように使われていました。
それこそが、真実を語っているかのように、誰もが納得してたんです。給料も右肩上がり、金利も右肩上がり知恵や技術が無くても、スコップもって体を張れば、人並みの金は稼げる。それが当たり前の時代でした。
そんな当たり前が今日ではありえない、世界中に病気が蔓延して外出すらままならないなんて、どれほど綺麗な衣装を着ても、それを見せびらかす場所がない。
結局、今思うと親の引いたレールの上なんて物は無かったんです。その時代の常識とはこんなもんです。
ところが、こんなあてのない世の中にあっても、我々の求めるものは真実です。時代によっては、このような考えに至る人は奇人変人扱いされてきたかもしれません。でも、こんなあてのない世の中にあっても奇人変人さんは、ちっとも変わりません。なぜならそれがまぎれもない真実のレール上だからです。