G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

今昔問答

2025年8月1日ようこそブログ

2025年 6月8日 そこ問題ちゃうやろ!

これほど的外れの政策を何故マスコミは絶賛するのか、日本国民を馬鹿にしているのだろうかと勘ぐってしまうほどおかしな政策が世間で持ち上げられている。何がおかしいのかといえば、そもそもあれだけかさばる大量の米が、突如消費者の目の前から消えてしまったのである。とはいえ冷静になればこのような兆候は昨年の8月頃にも起こっていた。不思議なのは誰もそのことに触れず、目の前の米が亡くなったことにだけスポットが当てられている事に私は違和感を感じている。

そして今回誕生した新農水大臣のおかしな行動にも胸騒ぎを感じてならないのだ。というのも彼の発言した米の価格を2,000円台にするという発言は、初めの内何を根拠にした話か理解できなかったが、備蓄米の供給にこれまでの入札を止めて政府が小売りの価格を決める随意契約に切り替えるという。つまり極端なことを言えば有事の際は政府が価格統制を行いますと宣言しているようなものなのだ。これではある意味農水大臣による緊急事態条項を行使してしまったことにならないだろうか。このようなマスコミと一体化した強引な政策を見ると、先代が強行した郵政問題との繋がりを感じざるを得ない。因みにこの農水大臣から、度々米の輸入についての言及があるので、恐らくコメ市場をここへ持っていくことが、Jrの使命ではないかと想像している。

話を戻すと、米騒動が始まった切っ掛けは前年と同様米が店頭から急に消えしまったことで、ようやく店頭に並んだと思ったらその値段は高いままでインフレに喘ぐ家庭を直撃しているのだ。

こうなると残念なことに国民の関心は、米がどこかに消えた事よりも、米の価格に関心が集まってしまうのだ。これにより問題が去年取れたコメはどこへ行ったという関心から、コメの値段は何故下がらないということにすり替得られてしまったのだ。とこで随意契約というやり方は、政府の指導力が発揮されているような印象を持ってしまうのだが、要するに市場経済に価格統制を持ち込む極めて危険な対応になる。要するに一方的な安値誘導は生産者にとっての死活問題となり、生産者にとって政府の権力は絶大なものとなり極めて危険な農政が行われかねない。つまり今行われている価格統制は政府の保有する備蓄米に限っての話のようだが、これが進めば先の農業基本法とあわせて、農家の作付け数や品種改良に対する強制力を強める危険性があるのだ。つまりこの話はよほどしっかりした食の安全保障に対するビジョンをお持ちの大臣でなければ、誰かに聞いた受け売りを述べているだけでは日本の農業に深刻なダメージを与えかねない。

話が行ったり来たりになるが、この問題で真っ先に取り組まなければならなかったことは、昨年取れた新米は今どこに有るのかという単純な問題なのだ。ところが、いまだにこれに対する追求が全く出てこないところに私はこの事件の闇を感じている。というのもこの話がどれほどありえない話かといえば、昨年収穫された米の量とそこから消費された量を比べればこの異常さがハッキリしてくる。この異常さを物に例えれば、日本の米蔵から1万トン級タンカーが何十隻にも相当する米が、忽然と消えてしまったというミステリー事件と変わらない。こんなことも政府が辿れないのであれば、もともと目に見えないお金の流れなど辿れるはずがない。と言う事はお金持ちには嬉しい脱税天国日本なのか。ところがこのデータを農水省のHPに載っている資料で確認してみると、これは生産者の問題では無いことがはっきりと示されている。というのもこの資料には、昨年の米失踪事件の原因としてマスコミに取り上げられていたことの詳細が、昨年のことがよほど悔しかったのかそのデータがキッチリ残されているのだ。例えばこのデータには昨年問題にされた籾がらに含まれる生育状況やふるいの目の細かさまでデータとして記載されている。ここから見えてくるのは、なんでも役人せいにして済ませる今の風潮はどうなのかという思いだ。

さてこれによると2024年収穫された米は679万トンとある。これはその前の年よりやや良い収穫量との評価を得ている。一方それを消費する現在の日本人は米を1年間で平均51.5㎏消費するのだそうだ。つまり1億2千3百万人が1年で消費する量は約635万トンになる。と言う事は、供給と消費の差は単純に44万トンとなることが、昨年の収穫を終えた時点で分かっているのだ。ただしこの数字は日本国内の消費だが、海外に輸出された量は4万トンである。因みに海外に輸出されたのは4万トンで全体の6,7%にすぎない。合わせて昨年米が消えた大きな要因に挙げられていたのはインバウンドの消費でデータによるとその量は5万1千tだったことが分かる。

ところでこの問題のもっとおかしなところは、米の消費は年間通して行われるので、新米の収穫を終えた昨年10月を基準にし場合、残りあと5か月もある。つまりこの時点であと5か月分の米が保管されていなければならない。そのことをざっくり計算すると、270万トンになり、これにもともと余ると予想されていた44万トンを合わせれば314万トン以上の新米が、日本のどこかの倉庫に眠っていなければ引田天功顔負けのイリュージョンになる。

ようするに政府は真っ先にこのことを把握することが、米失踪事件の謎を解決する糸口になるにもかかわらず、恐らくもともと農業など関心の無かった人が首を突っ込むものだから、問題解決の本質とは掛け離れたところに国民の関心は向けられてしまう。残念ながら、これを追求しなければならない国会議員やマスコミも、どこかに失踪してしまっているのではないだろうか。このままでは人間の営みに直結する尊い食文化すら日本人は失ってしまうことになる。

そこでこんなときこそ頼りにしたいのが今回大阪から立候補予定の「バカ真面目 笑カス党」の党首松本ひとし氏だ。この党の公約は笑える日本を取り戻すことにあるそうだ。というのも以前笑いのカリスマだった氏の言葉には笑いに対する特別な思い入れを感じる。氏によると「世の中がまともになれば皆な自然と笑えるようになるんや。笑いは正直な心そのものや、せやから力で人を笑かすことはできひぃんのや」といいながら不敵な笑みを浮かべている。氏が世間からハブられる以前はするどい舌鋒で政界からは疎まれる存在だったが、世に言う意識高い系界隈の支持者からは氏は水面下で絶大な人気を得ていた。またエキセントリックな氏の存在感はクレイジーなバラエティー番組などのMCを務め大人から子供まで幅広い視聴者に愛されていた。

ようこそブログ

Posted by makotoazuma