今昔問答
2025年 6月10日 だからまともな法律が必要だ
世間では意見が対立する場合、暴力によらない転ばぬ先の杖がある。私はそれこそ法律だと思っている。ところが最近その効果を削がれる事態が起こっている。というのもいくら法律があってもその法律が現実にそぐわなければ、すぐに抜道が出来るか、法律そのものを無視してしまうようになる。このような状態になれば、結局巷には暴力が蔓延る状態になってしまう。
さてこのことが最も分かり易い例として私が思い浮かべるのはLGBTQという何がしたいのか未だに理解できない法律だ。恐らくこの内容を見れば突っ込みどころ満載で、議論はし尽くされおらず急ごしらえの法律のように思える。しかしながらこの法律の与える影響は大きいく様々なところで混乱をもたらしている。というのもこの法律は個人の認識が社会の認識より優先されるという画期的ものだが、このことは社会福祉や良心など社会が成立できるための様々な価値観の共有を妨げているからだ。分かり易い例ではトイレという密室にならざるを得ない場所で、女性は常に緊張を強いられている状態だ。しかもこれに対する不満を口にすれば性差別主義者のレッテルを貼られかねない。またこのブログで何度も登場する憲法9条には戦争の放棄は書かれているが、武力行使に及ぶ相手に対しどのように国民の命を守るかは、まったく示されていない欠陥憲法である。要するに日本人が自分たちの生命財産について向き合うことが何故、直ちに戦争に繋がってしまうのか、これでは責任を問えないとする未成年者と同じ扱いなのである。このような解釈の日本と各国はまともな外交が出来るだろうか。
私は物事を色眼鏡で見ることは物事の本質を見誤ると思っているが、不思議とLGBTQを有難がる人達は、他国を利することになる憲法9条見直しも認めようとしない所が似ている。そればかりか、最近では戸籍までいらないという意見があるそうだ。彼らがなぜ急にそんなことを言い出すのか分からない、今の国会にはこんな議員ばかり重要なポストについているように感じる。というのも、彼らはこれほど国民生活がひっ迫する中でも夫婦別性を認めることが、政治の重要課題としているのだ。では私が何故ここまで夫婦別性や戸籍廃止について反対するのかといえば、これが日本の歴史と深く結びついてくるからだ。とはいえ私のような庶民の戸籍があるかないかを問うより、2,700年に及ぶ皇統は世界で唯一無二の存在であり、その歩みは決して平坦な道ではなかったにもかかわらず、一つの民族として文化や言葉を継承ならしめた象徴だからだ。
話がそれてしまったが、暴力による対立を防ぐために必要なことは、社会との約束ごとである法律を守ることであり、国会議員には常にこの法律を現実社会と乖離しないように整備し続ける責務がある。要するに何を言いたいのかといえば日本社会を分断し混乱させる悪法は直ちに廃止することを望んでいる。特に社会的混乱を生むLGBTQ法案と有事になれば大混乱を招きかねない憲法9条は直ちに改める必要がある。合わせて国民を混乱に陥れる政府が議員の力をもってしても政権交代できないのであれば、国民が直接判断を下せるシステムをつくることが必要だ。