G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

今昔問答

2025年6月17日ようこそブログ

2025年 6月17日 MAGAの向かうところ

このキャップを被って親指を立てていた大臣との交渉は、結果を公表できぬままG7サミットを迎えてしまった。この大臣が英語が読めないわけでも、意味を理解できないわけでもないだろう。要するにアメリカからすれば、この大臣がどれほど雄弁であっても日本政府自体が全くMAGAに共感を示す態度示していなければこの大臣の発言やパフォーマンスはなんら信憑性がなく、たんなる報道のための社交辞令にしか映らないのだろう。

それでは今から始まるG7サミットで、首脳同士による日米関税問題の進展はみられるだろうか。私にはそんなことより、国益など顧みない交渉を妥結してしまう恐怖の方が先に立。因みに先ごろ誕生したばかりの輸入米推進大臣は、いきなり今年から米の作況指数の発表をやめると言い出している。つまり日本の米が豊作か凶作か感知しないということは、カリフォルニア米ありきの農政を目指そうと言う事なのか、こんなことをすれば日本の農政は壊滅的打撃を被るはずだが、これに対してマスコミからは、まったく警戒心を読み取ることが出来ない。つまり彼らは日本のマスコミという看板を背負っている割に日本文化やそれを守ろうと懸命に働いている国民にの生活には、まるで関心がないかのようだ。

このような流れを見れば、マスコミがMAGAに関心を向けないのは現在の政府との共通点がみられる。普通であれば裏金問題を問題視する首相が不記載の献金を受けその献金者が名乗り出ているのだから、当然首相の政治倫理は問われて当然のはずだが、なぜか首相の座は安泰のようだ。つまりマスコミ、野党にも政治倫理に対する問題意識がまるで感じられない。この流れであれば今朝の経済番組がEUとMAGAの相性が悪いことをMAGAが極右を支持していると締めるのも無理がない。仕方がないのでMAGAとEUが対立する理由を、これにより1円の報酬も得ていない私が述べることにする。まずは今一番関心の高いウクライナ戦争に対する姿勢の違いがある。これに対してMAGAの態度はあらゆる機会を通じて停戦の機会を探ってきた。今回トランプ大統領がG7で呼びかけているG8の提案もこのためだ。一方EUはロシアに対して徹底抗戦を呼びかけ、挙句の果てにルノーやフォルクスワーゲンに対し軍事工場の転用をよびかけている。そうかと思えば同じ口で環境問題を訴え脱炭素社会を目指すという、これを正常な人達の言動と思えるだろうか。この道筋で平和に辿り着けるのなら、駱駝のキャラバンが針の穴を潜り抜けているに違いない。

つまり、マスコミから極右のレッテルを貼られ政治活動に足枷をはめられているEUの政党は、このようにロシアとの戦争に反対の立場を取っている政党だ。しかも、彼らは自分たちの街の安全を護るために、このような非難を覚悟しつつも、やむにやまれずEUによる見境の無い移民政策に反対する政党だ。そのため近年彼らの支持は加速度的に伸びてきたのだが、彼国の司法やマスコミがEUと一体となりその勢いを封じ込めようとしているのだ。

つまり、ヨーロッパの彼らもトランプ革命の目指すMAGAのゴールも同じ地平にあると言う事だ。このような活動に日本のマスコミも神経を尖らせているところを見ると彼らもEUと通じ合っているように見えてならない。恐ろしいのは彼らは世界の破滅も辞さない覚悟で、このような行動に及んでいるところだ。そうでなければ、理由がどうあれ世界一の核保有国相手にドローンやミサイルを撃ち込む許可など許すはずがない。

さてこのような構図を見れば日米関税問題の進展も何となく予測がつく筈だ。結論を言ってしまえば問題の進展は内閣の解散にしかない。

 

 

ようこそブログ

Posted by makotoazuma