G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

日々これ切実

2025年8月19日ようこそ

2025年 6月22日 信用が一番

人類は言葉という便利なものを得たおかげで、とてつもない価値を創造できるようになった。とはいえその言葉に信用が持てるならという条件が付く。もしそれがなくてそのように見えるとすれば、最初から巧妙に仕組まれたドッキリなのかもしれない。

さて信用というのはどれほど大切なものかといえば、これにより世の中にお金が生まれることになるのだ。というのも無一文の者が銀行からお金を借りれば、世の中にはその分だけお金が生まれたことになる。そしてその借りたお金で買い物をすると、その分は経済指標のGDPに反映されてくる。話は逸れるがGDPは幾らお金を設けたかではなく、いくらお金を支払ったかで決まってくる。つまりお金が幾ら金庫にあってもそれを使わなければGDPはまるで増えないのだ。

ところで、これほど大切な信用を支えているものとは何かといえば、簡単に言ってそれを使う人の言葉に偽りが無いことだ。つまり嘘つきは信用経済の敵とハッキリ定義することが出来る。だとすれば国を代表する人の言葉に信用が置けないようではその国の未来は危ういことになる。例えばこれからGDPがⅠ千兆円になることを目指しますと公約すれば、どこかでそのような歩みを進めていなければ、この人の言葉を信用することは出来るだろうか。しかもそれが本当かどうか、お膝元の内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部による四半期ごとのGDP速報値を見れば簡単にその事実を確認することが出来る。因みにGDPといえば個人や民間企業の支出の他に政府の支出も構成要素になる。つまりここを見れば政府がどれだけ1-3月期のGDPに貢献したかを確認することが出来るのだ。残念ながら私のような素人では、ここに示してある公的需要欄に政府の貢献度を確認することは出来なかった。これでは一体何を根拠にこの人は、あのような大風呂敷を広げているのか分からなくなる。しかもそれ以上に納得いかないのは、先日あった年金の制度改正の想定では、この先の日本経済は縮小していくために保険料やその負担割合を見直し、弱者をことごとく切り捨てることによって基礎年金部分の負担割合をこの先27年かけて維持する必要があるとしていた。これでは与野党一致で国民に対し無責任な議論を重ねていたことにならないだろうか。ひょっとすると今の話とこれから取り組む未来の話はパラレルワールドなのか、こんなことを時給2万5千円の人達がまじめに話し合っていたのかと思うと末恐ろしくなる。

とはいえ我々国民が選挙にも行かず、愚痴をこぼしていてもけっして世の中良くはならない。そればかりか彼らはますます民意とは懸け離れた政治を国民に押し付けてくるに違いない。もしここで我々国民がハッキリと主権は国民にあることを示さなければ、日本の主権はますます目に見えない力によって支配されてしまうことになる。とはいえ信じるか信じないかはあなた次第だ。

ようこそ

Posted by makotoazuma