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日々これ切実

2025年8月11日ようこそ

2025年 8月11日 物欲

私にとっての一年間最も楽しみなイベントが今日千秋楽を迎える。とはいえこのイベントも今年18回を迎えこれまでのスッタフの尽力を考えると、よほどこのイベントへの情熱がなければ、ここまで継続することは出来なかったと思う、改めてこのイベントに関わる全てのスタッフに感謝をささげたい。

さて、写真は昨晩行われたひのきやの舞台だ。このイベントの立役者である彼らの人気はイベント会場にぎっしり詰めかけたお客さんの数が物語っている。それにしても夕闇迫る港を背景に浮かび上がるこの舞台の美しさは世界に比べようがない光景に思える。

さて今年初めて登場したマハテラクイーッズは腕に覚えのあるミュージシャンの中でもひときわ注目を集めていた。

このグループは1964年結成されたそうで、結成以来23歳で参加されたヒルダトゥラバトラは、アマンダヌコシやノンクモセコとピッタリ吐息を合わせる。このパフォーマンスを見る限り、ヒルダの年齢は私の聞き違いだと思っていた。とはいえこれが聞き違いでは無いことを知り私は2度も驚いたのである。

ところで私の世代が南アフリカと聞いてすぐに思い浮かぶ言葉は、残念なことにアパルトヘイトという言葉だ。これについて当時から人種差別の様々なニュースが南アフリカ発のニュースとして日本にも届けられたからだ。そして彼らが演奏するムバカンガという音楽は、まさにこれへの抵抗を意味している。というのもブラック音楽を代表するジャズは、そもそも日本の江戸時代後半に誕生したアメリカ発祥の音楽なのである。その中でもデキシーランドジャズが特に有名だが、このことに関する奴隷解放運動が南北戦争へと繋がったことも興味深い。しかもそこで生まれたJazzが再び海を渡り、今度は、南アフリカの地でおこったアパルトヘイトへの抵抗運動へと繋がっていくのだ。つまり、この音楽にもともとアフリカに存在する伝統文化や言葉を取り入れ生まれたのが、彼らが演奏するムバカンガという音楽なのだ。ということでこの音楽が函館国際民俗芸術祭で取り上げられたことは、とても象徴的な出来事なのだ。これを受け興奮冷めやらぬ私の物欲は抑えることが出来なってしまった。

その流れで今日の千秋楽が無事でありますように祈りを込めて選んだTシャツがこちらです。

ようこそ

Posted by makotoazuma