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日々これ切実

2025年12月10日ようこそ

2025年 12月10日 イチゴとミツバチ

昔実家がイチゴ農家を営んでいたという同僚がいて、そこではハウス栽培でイチゴを生産していたそうなのだが、ある年ミツバチが急にいなくなり、イチゴが全く収穫できなかったという話を聞いたことがある。その時は農作物とミツバチがどう関わるのか不思議にさえ思っていたが、後からミツバチがイチゴの受粉に関わることを知りなるほどと思った。

話は変わるが先日、農薬の使用に否定的な政策を掲げる参政党がネットで似非保守だという攻撃を受けていた。というのもこの党は人体に深刻な影響をもたらすことで世界的に禁止されている農薬が、何故か日本だけは認可されていることを訴えていたからだ。これに対し農薬の使用を中止すればこれによる農産物の収量減は避けがたい。つまり一方では食料自給率を上げろと訴えながら、農産物の生産量を減らす政策を推奨することは国益に反するというのだ。さらにこの投稿では詳細な計算に基づき収量の減った分を新しい田畑で補うことは物理的に不可能だと訴えている。

ところでこの投稿は一見説得力を持つようだが、ここには2つの視点が抜けている。それは危険な農薬の代替品を日本が独自開発出来ないかどうかという視点と、収量を増やす品種改良は出来ないかという視点だ。因みにこれまで日本は何故これほど単純なことに取り組んでこなかったのかといえば、これこそアンタッチャブルの世界だからなのだろう、こんなことを書けば突然サムネが荒れだすので、これがどれほどの利権に関わる事なのか察しがつく。

しかしながら私が武装してでも海上のライフラインを守らなければならないと考えるのも、ここが日本の急所と考えるからだ。因みにこれから、もし日本がこのような危険な農薬に替わる製品を開発できれば、日本は半導体以上の巨大なビジネスチャンスを手に入れることができる。そして害虫被害や農産物特有の疫病に対し抵抗力を持つ種苗を日本が安全性を確保しつつ開発するプロジェクトが立ち上がれば、これこそサナエノミクスという表現に相応しい。

ところで世界的にすっかり魅力の褪せてしまったSDGSだが、本来まじめにこれに取り組めば人間の暮らしはより自然環境と親和性を保ちつつ人類の未来を明るいものにしていたはずだ。ところが、性急で極端なCO2規制によりこの世界的な取り組みは、本来の目的を失い、あまりにも歪な姿を露呈させてしまった。この象徴が野山を覆いつくす太陽光パネルであり、海上、陸上を所かまわず埋め尽くす風力発電の姿だ。このような構造物を目にするだけでも自然破壊を思わずにいられないのだが、これを薦める人たちはそうは思わないらしい。そうだとすれば、それほどCO2排出が嫌なら何故今も続く戦争を継続させようとするのか、これでは地球環境への思いも人権や生命に対する尊厳も疑わしくなるのである。

また話がそれてしまったが、すべてのことはミクロからマクロまで繋がっているので仕方がない。ところが人間にとってその繋がりは、姿かたちや生息する環境すら別々のように見えているので普段意識することすら出来ないのだ。因みに私にはトランプ大統領が世界平和のために尽力されているように思っている。しかも相手国が国家としてのプライドを損なわないように、いかなる国家や組織に対しても細心の注意を払われているように思うのだ。ところが世界中には、これに納得できない方が未だ多くいることも事実のようだ。

さて私が何を言いたいのかといえば、微細な違いにだけにフォーカスすれば全体の動きが見えずらいことになる。例えばイチゴとミツバチに関りがあることなど想像もつかないようなものだ。とはいえいこんな理屈をこねていても仕方がないので、理屈が分かりづらい方には、一人で真夜中の街をうろついてみることをお薦めする。その結果無事帰宅できれば、今は良い政治が行われ良い暮らしが出来ていると思えばいいし、もし帰宅できなければその時は、自分の浅はかさを悔やむしかない。

 

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Posted by makotoazuma