日々これ切実
２０２５年 ５月２５日 もっとも強い武器は
やはり民意ではないだろうか、ひところ「 We are many 」という言葉が叫ばれていたがこれこそ民意の象徴のような言葉に違いない。この言葉をより具体的に感じる言葉に、ペンは剣よりも強しという言葉が浮かんできたが、もともとはリシュリュー枢機卿が部下の反乱を思い留まらせるため使った言葉だそうだ。ところで現在最も強力な武器に核兵器を上げる人が多いが、とはいえ世の中にこの兵器が生まれて８０年の歳月が経つが、実際にこの武器の犠牲になったのは我が国をおいて他ない。ハッキリ言ってしまえばこの武器は、使おうにも使えないほど残虐な武器であり、こんなものを実際使ってしまえばどれほど世界中から非難を受けるか分かったものではない。
ということは戦いの勝ち負けより、後世の評価が武器以上の力を持つということではないだろうか。いまのドイツや日本は再び間違った轍を踏まぬためにも組する相手を見誤ってはならない。