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日々これ切実

2026年8月17日ようこそ

2026年 8月17日 架け橋

文化と文化を繋ぐ架け橋そんなものが、この世には存在するようだ。大切なのはそこには必ず相手へのリスペットがあるがあることだろう。

折しも日本とアメリが太平洋戦争に突入しようという矢先、ニューヨークに僅か16歳でコロンビア大学に飛び級を果たした少年がその才能を発揮し特別な任務にあっていたという。その任務とは暗号の解読で、恐らく日本との出会いも任務の一環だったのかもしれない。ところが、その出会いは不思議な縁によって繋がってしまった。書店で偶然手に取った源氏物語が彼の生き方をまったく変えてしまったのである。

その後、軍を退役した彼はいよいよ日本文学にのめり込んでいく。その見識は深く日本の文壇では彼との交友の輪が自然と広がっていった。特に三島由紀夫との交友流は、日本人としての潜在意識に刻まれた感性が惹かれ合っていたのかもしれない。そ後も日本の文壇との交流が続き、安部公房、司馬遼太郎などと交流を重ねる。

さて突出はあるが、彼が憧れていた日本人とは何か、一言で表現することは容易でないことは察しが付きそうだが、あえてといえば勤勉であったり、鷹揚であったり、或いはなかなか自分の意見を述べないなど日本人全体的な印象を述べれば曖昧そままだ。これを言葉にすると

「もののあわれ」ということになる。私はこれを勝手に「厳然として贖うことのできない世界の受容」と解釈しているが、もっと簡単に言えば主体が不在の有り様となる。そしてこの「もののあわれ」こそ本居宣長が辿り着いた日本人の本質なのだという。とかく姿や形では捉えられない心に架かる橋をドナルド・キーン氏は繋ごうとしていたのかもしれない。

 

 

 

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Posted by makotoazuma