日々これ切実
2025年 6月6日 卵焼きが残った
3日前、うまいもの大会で買った甘い卵焼きを食べた晩、突然長嶋茂雄氏の訃報が流れた。私の子供の頃は巨人、大鵬、卵焼きと言われて、この3つは誰もが好きといって、誰からも文句が出ることはなかった。そのため私のようにスポーツに素養のない子供でさえ迷うことなくGマークの付いた黒いキャップを被っていた。そしてこの人気を不動のものにしていたのが亡くなられた長嶋茂雄氏だった。残念ながら大鵬関はすでに2013年に亡くなられていたので、誰もが好きな御三家の内、結局残ったのは卵焼きだけになってしまった。偶然にも私はこの日御三家の内、甘い卵焼きを食べながら昔を懐かしんでいたところだった。こう思うと時代を超えて何か残すと言う事は、それを必要とする社会も後世に継承していく必要があるのではないだろうか。
ところで先日放送された大河ドラマのべらぼうに狂歌の会が登場した。因みに奥の細道を記した松尾芭蕉が活躍していた時代は、俳句や川柳など細分化された歌のジャンルはなく、流派の好みが歌会の特徴になっていた。また歌会では歌を繋げて詠む連歌がその中心になっていたという。番組の中では下の句を求められ、これに窮する蔦重に私は黙っていられず、自分でも困った性分だと思いながらも「ウナギ恋いしや 今日川居ず」(狂歌は出ず)と返得そうと思う。
調子に乗って自分もドラマの会に参加してみた。「土用の日 暦うらめし海軍さん 月月火水木金金」byジェネレーションギャップ