日々これ切実
2026年 4月12日 ロックのレジェンド降臨

先週の金曜日伝説のロックバンド「ディープパープル」のメンバーが高市総理を表敬訪問したという。恐らく彼らが結成された時代を同時に生きた世代にとってこの出来事は神の降臨のようにも思えただろう。ディープパープルといえば最初の結成が1968年でその後メンバーの変遷があり現在は10期目に当たるという。ではなぜレジェンドかといえば、現在に繋がるヘビーメタルロックの前身となるグループだからだ。私がディープパープルというバンドの名前を覚えたのは「マシンヘッド」というLPレコードを手に入れた時からだ。今回の表敬ではこのアルバム制作に関わった、イアン・ギラン – ボーカル、ロジャー・グローヴァー – ベース、イアン・ペイス – ドラムス氏が表敬されたことになるので、その思いはひとしおだ。さてこのアルバムを手に入れた当時、彼らの音楽はハードロックと云われていた。そして彼ら以前のロックといえば、ビートルズに続くブリティッシュグループサウンズが世界を席巻していた。つまり私も含め当時の若者が嗜好する音楽はイギリスから生まれていたイメージがあり、彼らの音楽を耳にするまでは、それらの音楽にもどことなくロイヤルという冠の付いた気品や秩序に包まれたイメージがあった。
ところが、彼らの演奏するギターの音は最初からひび割れていて、イントロから導かれるボーカルといえば、まるで悲鳴のようであり調和や癒しなどというより、むしろ秩序や常識はその場ですっかり崩れ去るような衝撃を受けた。しかも、全力で打ち鳴らされるドラムスは、もはや耳で楽しむ音楽という常識さえ霞んでしまうほどだった。今思えば当時の若者が求めていたものは、こような凝り固まった世界の秩序や常識からの解放ではなかったかと思う。
今回表敬訪問されたディープパープルの創立会員であるイアン・ペイス氏には高市総理から敬意をこめてドラムスティックが送られた。とはいえ、このような思いとは別に現在国会に参加している議員にも首相の「burn」は込められていないだろうか「なんでできひんねん、しばいたろか」ではないことを祈る。