盾つく虫も好き好き
2025年 12月30日 威嚇ですか?

昨晩の29日毎日新聞の配信によると中国軍の東部戦区報道管は「『台湾独立』勢力と外部の干渉勢力に対する重大な警告だ」と主張したとある。この図を見れば私には、中国軍により台湾周辺海域を取り囲みまるで海上封鎖を意図した武力による威嚇のように映る。もしこの脅威から台湾或いは周辺国との突発的な武力衝突に及べば、この行為は武力衝突の挑発とも受け取れるのではないだろうか。
ここで重要なのが国連憲章にある武力による威嚇とはどのような行為を指すのか、私の目にはこの演習は武力による威嚇と映ってしまうのだが国連にはそのような裁定の出来る機関は存在しなかっただろうか。またこのような威圧に台湾が耐え切れず独自の軍により武力衝突に及んだ場合、台湾は中国軍に対し一方的な軍事行為に及んだという解釈になるのだろうか。
私はこれまでロシアの特別軍事作戦は、それ以前からあったウクライナ軍によるNATO軍との軍事演習がロシアへの挑発行に受け取られたと思っていたのだ。
ところで昨日はウクライナ和平に向けた米露首脳会談が持たれている最中だった。そしてアメリカは台湾有事に対する態度を明確にしており、アメリカとロシアの関係はこれによりウクライナ情勢以上の緊張状態と言える。つまり、この和平会談をどうしても破談にしたい力が交渉の裏側に存在しているのではないかと疑いたくなるのだ。というのも会談の最中にあろうことかロシアの大統領公邸が無人機による攻撃を受けたというのだ。そしてこれについてもこの会談に臨んだゼレンスキー氏はハッキリとウクライナの関与を否定しているのだ。このような流れを辿れば日本の首相が口にしたくもない存立危機事態を無理やり答弁しなければならなくなったのも、このようなタイミングを計ってのことではなかったのかと疑いたくなる。しかもこの質問者の縁者の企業はこのタイミングでも中国大陸で開店早々大入り大賑わいというのでは、あまりにも露骨過ぎはしないだろうか。舐められるというのはこのようなときに使う言葉に思う。
さて話を整理するとロシアの特別軍事作戦とはウクライナの挑発を切っ掛けとした止むを得ない行動だったのか、或いはそもそも領土拡大を目的とした侵略行為だったのか、このような軍事演習についての解釈を聞きたいものだ。