盾つく虫も好き好き
2026年 1月16日 「これでいいのだ!」

と毎回番組の終わりにバカボンのパパは頷くのだが、一体何に頷いているのか分からないことがある。とはいえ今日は日本の未来が掛かる政治の話なのだ。巷では、通常国会が召集される今月の23日早々衆議院の解散があるのではと言われている。とはいえ現政権といえば昨年10月21日に誕生したばかりで、現在も解散には慎重論が出ている。今日はこの慎重姿勢について考えてみたい。というのも現政権が誕生する経緯を辿れば、前々回の岸田政権まで遡ることになる。当時この政権はすでに稀に見る支持率の低迷を続けていたが、異常に思えたのは支持率の低迷イコール辞任とならなかったことだ。
そしてこの動きは、この時の総裁の任期切れで行われた総裁選挙でも明らかになる。というのも一般の党員を含めた投票では現首相の高市氏が1位となったが過半数に届かず、議員投票だけの2次投票で石破氏に決まった。ここでもすでに一般市民の思いと国会議員の思いには乖離が見られたようだ。この結果を受け臨んだ衆議院選で自民党は予想通りの惨敗という結果になった。当たり前といえば当たり前なのだが、不思議なのはそうなっても生き残った国会議員には何の反省も見られないことだった。つまり日本では民意と懸け離れた政治家が政治を担うという異常事態が1年以上も続いてきたのである。このような状況になれば政治家は国民のための政治を志すより、票を動かす勢力の意向を尊重するようになる。これにより生まれたのが日本人の有権者より海外の意向ばかりを気にする政治家だ。
話を現在の政府に戻すと、この政権の特に大きな成果はアメリカとの関係回復にある。惜しむべくはこの関係がトランプ政権発足前から存在していれば、現在の武力行使がまかり通る状況とは少しは違っていただろうと思っている。というのも法の秩序より武力行使が優先するのは、法の支配を曖昧にしようとする行為と同じように思うからだ。例えば先ごろ起こった有事の認識についても、日本における有事の解釈は、すでに法律により明文化されておりこの様な質問が出れば、この解釈が時の総理大臣により変わってしまいかねないという印象を世間に晒すことになる。つまり、これを曖昧戦略などと言のは司法を蔑ろにしてしまう行為に等しい。このようなものの捉え方が世界に広がれば、世界は法の支配などよりも、もっと決定的な武力による解決を望むことになりはしないだろうか。
このようなことを言えば言いがかりに思われるかもしれないが、彼らは今回の解散総選挙の噂についても、そんな事になれば、それは税金の無駄だとまで言いきっている。要するに民意を問うのは時間や税金の無駄ということで、つまりこれが彼らの本音ということだろう。これで民主主義を標榜する政党というのだから言葉とは便利なものだ。とはいえ昨年10月21日に発足した今の政権はこの3か月にも満たない期間でガソリン税の廃止や給食費の無償化、非課税限度の引き上げ等々、前政権が1年以上かかって何んの成果も出せなかった案件を、たったこれだけの期間で実現させてしまった。しかも政権基盤も過半数割れで、連立体制すら崩壊している状況なのである。このような奇跡を成功させたのは、これに協力した政党や各会派が掲げる公約をきっちり現政権が成立させたという誠実さにあるだろう。つまり、「政権に就いたら、はいそれまで」という口から出まかせ政治家にこのような奇跡は成し得なかったに違いない。これほど誠実で有能な政権は嘗て日本に存在しただろうか。このような政権が一刻も早く自分たちの土俵を整え、如何なく権勢を揮われることを願っている。