G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

続 盾つく虫も好き好き

2026年3月5日ようこそ

2026年 3月5日 最後にモノ言うエネルギー

さて世界はアメリカのイラン攻撃により第3次世界大戦の恐怖が現実となりつつある。というのも今のところ、この終息については先行きが見通せない状況なのだ。そこで今世界が固唾をのんで見守るのはホルムズ海峡の様子だろう。ここを地図で眺めると海峡の一番狭いところはちょうどイランが開けた口の中を輸送船が恐る恐る通り抜けるようなもので、その口をパクリと閉じられれば一巻の終わりなのだ。

恐らくアメリカの目論見では、イランに圧倒的な軍事力を見せつけ、彼らの報復の意志を完全に打ち砕きたいという思いがあったのだろう。しかしながらイラクは周辺国に展開するアメリカ軍基地に対して早速報復攻撃を行っている。ところでこのようなアメリカの軍事攻撃に対し、スペインは航空基地の使用を認めないという驚くべき対応を見せた。同じNATO加盟国でもこの件は別件と考えているのかスペインのペドロサンチェス首相は、アメリカ軍の軍事行動は国連憲章に基づかないという抗議を行っている。当然アメリカはこの態度に不快感を示し、早速スペインとの貿易を打ち切るという声明を出している。

一方先月中国詣でを済ませたドイツのメルツ首相はその足でアメリカに向かい、先日トランプ大統領と会談を行っている。そこではアメリカ軍のイラン攻撃に理解を示すという立場を表明していた。ここで興味深いのはスペインとドイツの態度にあまりの差があることだ。スペインといえば人口はドイツの約半分、GDPでもドイツの1/3ほどでしかない。さすがラマンチャの男と思いたくなるが、スペインのエネルギー事情を見るとなんと風力発電がエネルギー供給のトップであり、続いて原子力発電、水力発電と続く、そして石炭による火力発電は全体の12%ほどしかないのだという(東京財団ホームページ)。つまり風車に親しむドン・キホーテ閣下はこのような国のエネルギー事情を知りつつ、襲い来る脅威に対し毅然と立ち向かっていったのではないだろうか。

とはいえ、これらのEU両国と比べても日本のエネルギー自給率は寒気がするほど低いままなのである。つまり他国の戦争に加担するくらいなら、その前に何故自国のエネルギー事情にもっと注力しなかったのかという思いが込み上げてくる。本来であれば国内のエネルギー自給率を高めるためには新しいエネルギー産業に政府は率先して投資を行い、それと並行して外交ではエネルギー供給に危機を招かないよう細心の注意が払われるべきだったと思っている。結局いくら装備品ばかりを揃えても、動かすエネルギーがなければそれはディスプレーを楽しむプラモデルと変わらないのである。

 

 

ようこそ

Posted by makotoazuma