G-BN130W2PGN

お問い合わせ先

mail@makotoazuma.com

 

続 盾つく虫も好き好き

2026年4月14日ようこそ

2026年 4月14日 アレシアの戦い

 ウェキペディアより

昨日はアメリカイスラエル・イランとの停戦合意決裂の報道があり、直ちにアメリカ軍によるホルムズ海峡の封鎖というニュースが飛び込んできた。一見混乱しそうになるが、今回イランへのアメリカ軍の攻撃はここにこそ目的が潜んでいるように思えてくる。ようするにこれらの軍事行動はホルムズ海峡を通過する原油の覇権争いだという見方をすれば、アメリカはイランにこのままホルムズ海峡の覇権を握らせておいてはならないと考えたのではないだろうか。

因みに、このニュースを聞いて私が思い浮かべたのは、ユリウス・カエサルが記したガリア戦記のアレシアの戦いだ。この戦いは紀元前52年ガリシア地方に遠征したカエサルが周囲を川に囲まれ、さらに丘の上にそそり立つ堅固な城壁で守られた城塞都市アレシア包囲戦の記述だ。この時カエサルがアレシアを包囲すると間もなく、都市に立て篭もるガリア軍の援軍が迫ってくる。このままではカエサルは逆にガリア軍の援軍に取り囲まれ、城に立て篭もるガリア軍と板挟みの状態になってしまうのだ。ここでカエサルが執った戦法は城塞都市の外側をさらに防壁で取囲むことだった。これにより駆け付けたガリア軍の援軍は城内との連絡が取れないまま、ローマ軍とはとんでもない戦力差があるにもかかわらず結局撃破されてしまうという話だ。

さて、昨日飛び込んできたアメリカ軍によるホルムズ海峡の封鎖は、イランの海峡封鎖をさらに取り囲むように行われる作戦だとすれば、嘗てカエサルがアレシアの城壁を取り囲んだ状況と重なってしまうのである。とはいえ正確にはイランが通行を認めた船舶は最終的にアメリカの検閲を受ける事になるが、アメリカはイラン以外の船舶の自由は認めるという声明を出している。だからと言って、この作戦に異議を唱える国の船舶は果たしてそのまま自由に航行できるのかという懸念が残る。

というのもこの攻撃が始まった当初であれば、もし戦況がエスカレートしてアメリカがイラン領内に地上軍を投入すれば戦況は泥沼化して結局地上軍の数で優位なイランに分があるように思えた。ところが、戦闘地域をホルムズ海峡だけに限定してしまうと、イランの優位性はたちまち揺らいでしまうのだ。要するにアメリカにとってホルムズ海峡を通過する輸送船のコントロールができればアメリカはこの戦いに勝利したのと同じ意味を持つのではないだろうか。もしここでアジアで無双の海軍力を誇る日本が、自国の輸送船を護衛するためとはいえ、献身的に働いてくれれば、この作戦の成功はいよいよ確かなものになるはずだ。そればかりか日本にとっても、これにより自国に敵対する勢力に対し大いなる牽制になるに違いない。

 

ようこそ

Posted by makotoazuma