続 盾つく虫も好き好き
2026年 4月17日 自己犠牲

キリスト教の最も有名な絵の一つに最後の晩餐という絵がある。レオナルドダビンチの伝記によると,この絵はやはり自身の集大成として制作されたようだ。
ところで最後の晩餐といえばキリスト教の核心である自己犠牲について表現される大切な意味を持つ。というのもこの宴会の後イエスは捉えられ磔刑に処せられることになるからだ。とはいえここでキリスト教信者でないものは普通に違和感を感じてしまう、それはイエスは何故逃げなかったのかという疑問だ。つまりイエスはユダが裏切ることを知りながら晩餐を終え、自身の予言通り処刑されることになる。そして、それこそが自分の望むべき姿と考えていた事だ。キリスト教徒にとってこの流れを受け入れることが信仰の支えなのだ。
因みに、これに関わる異教徒には腰が引けるニュースが流れてきた。なんとアメリカの大統領がイエスに支えられ恍惚としている画像である。これは生成AIによる作画をトランプ氏自らSNSに投稿したものだという。これを否定的に見れば神と自分を並べる不遜な態度という見方になるが、一方でこの絵はトランプ氏の心情を正確に物語っているとすれば、この絵は現在トランプ氏が自己犠牲をも厭わない覚悟であることを表現しているのだろう。
とはいえ、アメリカが抱えている現状を見れば一歩間違えば世界全体を巻き込む世界戦争になりかねない状況にある。では現在のトランプ政権が最も望むことは何かと考えれば、いろんな意見があるかもしれないが、私の考えはトランプ大統領はすべての戦争が終結することを今最も望んでいるだろうと信じている。その為に日本に何が出来るかといえば日本は自分たちの措かれた立場で世界平和の実現に協力することだろう。このため日本に出来ることがあるとすれば、それは日本がロシアとの国交を回復させ世界に平和の流れを創ることだ。たったそれだけのことで世界は一変してしまう、つまりこれにより戦争一辺倒だったEUの頭を冷やすことが出来るからだ。またそうなればイランを陰で支援する国の態度も軟化し出すに違いない。私はアメリカが日本に期待するところは共に武器を取って戦えと言うのではなく、日本が独自の立場で平和の呼びかけをして欲しいという思いなのではないだろうか。そのような視点で見ると、悪い冗談のようにも映るあの絵にも、最後の人生を掛けた悲壮な覚悟を感じてしまうのだ。